スリクソン「Z-STAR XV」 ツアープロが風に強い球を選ぶ理由
「XVひと筋」の”塚田よおすけ”が「ダンロップフェニックス」で9年ぶり優勝!
「ダンロップフェニックストーナメント」の舞台であるフェニックスカントリークラブ(宮崎県)に限らず風の強いコースでは、選手たちが距離感や狙い所、どんな弾道を打つかで悩まされることがある。
そんな時、頼りになるのが風に負けない強い球質を特徴として持つスリクソン「Z-STAR XV」だ。
写真/相田克己、岩本芳弘
ボール選びにおいて、松山英樹が最もこだわっているのが『パターでヒットした時の音』、というのは有名な話ではないだろうか。しかし、もちろん『音』だけで使用を決めるわけではない。アプローチでの打感やスピン量、ショット時の感触、飛距離、スピン量など、複数のチェックポイントが存在する。
そんな松山英樹が使用するボールが、スリクソン「Z-STAR XV」(以下、XV)だが、「XV」最大の特徴は、優れた飛距離性能である。「Z-STAR」シリーズには「XV」のほかに「Z-STAR」「Z-STAR ♢(ダイヤモンド)」の2モデルがあるが、この中で最も飛ぶのは「XV」だ。
そんな「XV」が”風に強いボール”として知られていることをご存知だろうか。
松山英樹のアイアンショットがまったく曲がらないことを不思議に思ったブルックス・ケプカが『秘密はボールにあるんじゃないか?』と考え、それがきっかけで「XV」を使い始めたという話もあるくらいだ。
先週行われた「ダンロップフェニックストーナメント」も、強いフォローやアゲンスト、横風がコース攻略を難しくさせることがある大会だ。
優勝したのは、今季から登録名を本名の陽亮(ようすけ)から「よおすけ」に改名した塚田よおすけ。使っていたボールは「XV」だ。