なぜ転がりが“真っすぐ”になる? オデッセイ最新ゼロトルク「Square 2 Square TRI-HOTパター」の秘密に迫る
野村タケオのゴルフ実験室
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。2025年の流行りのパターといえば「ゼロトルク」ですよね。オデッセイから新しく赤いゼロトルクパターが発売となりました。これ、今までのゼロトルクとは少し違っているらしく、とても構えやすくなっているのだとか。一体どんなパターなのでしょうか?3種類のヘッドをお借りしてコースで試打してみました。
〈取材・文・写真提供 野村タケオ〉
今回僕が試打したのはオデッセイから発売された「Square 2 Square TRI-HOTパター」です。いわゆる最近流行りのゼロトルクパターのシリーズということになりますね。ヘッドタイプは3種類で、数量限定販売の中尺タイプを含めれば4種類がラインナップされています。その中から今回は中尺以外の3種類のヘッドを全て打ってみました。
「Square 2 Square TRI-HOTパター」はゼロトルクパターなのですが、ゼロトルクというとシャフトがフェース面から少し右側に挿さり、さらに飛球線方向に傾いているというものが多いですよね。あのシャフトの装着位置や、シャフトが傾いてハンドファーストになる感じがどうしても馴染めないという人がいるんですよ。僕もシャフトの傾きが多いのは少しストローク中に違和感を感じちゃいます。
しかしこの「Square 2 Square TRI-HOTパター」はシャフトの装着位置がかなりフェース面に近く、シャフトも傾いていないので、その辺りの違和感がないパターに仕上がっているんです。その秘密はヘッドの重量の約80%をフェース側に持ってくるという構造。フェース裏には比重の重いタングステンを配置し、その後ろにステンレス、そして後方部分には軽いアルミニウムという構造にすることで、ヘッドの重心位置をヘッド前方に持ってきているんですね。