切り返しから"右回り"でクラブを戻せば自然と間が生まれる! 軟らかいシャフトを活かすコツ
勝又優美は見た!「そのスイング改造、いりません」Case.40
これまで大勢のゴルフ大好きおじさんたちをレッスンした勝又優美コーチが見てきた「本当は必要のなかったスイング改造」と、その解決方法を紹介するシリーズ。ゴルフが好きだからこそ陥りがちな”スイング改造の落とし穴”。今回のテーマは軟らかいシャフト。スイング改造とはちょいと趣を異にするが、パワー不足になって道具に頼りたくなるのは全おじさんゴルファー共通の思い。落ちてきたヘッドスピードをカバーする上でも軟らかいシャフトは役立ちそうな気がするが、実際のところこの目論見ってあり?
年齢を重ねて体力が衰えたり、体の柔軟性がなくなるのは致し方のないことです。そこを道具でカバーするのは、とてもいいアイデアだと思います。もちろん軟かいシャフトに換えてヘッドスピードを上げるのもありです。ただ、闇雲に軟らかくすればいいわけではないので注意点をお話ししたいと思います。
軟らかいシャフトを使うには、シャフトの戻りを「待ってあげる」感覚が欠かせません。以前も例えに出しましたが、釣竿でキャスティングする時は手元を先に動かしたら一定のタイミングで一旦止め、先端が戻ってくるのを待ちます。こうすることで竿が大きくしなり、その反動で先端が勢いよく戻ってくるわけです。