「冬ゴルフはなぜ難しい?」スコアを崩さないための“あえて直さない”勇気とは
今野一哉の『ゴルフあるある』解決ディスカッション【32】
寒さが厳しくなり、芝が枯れて薄くなる冬のゴルフ。「なんだか最近、球が右に行きやすい」「ダフりのミスが増えた」と悩んでいるゴルファーも多いのではないでしょうか。 今回は、そんな冬ゴルフ特有の難しさについて、今野一哉プロとディスカッション。なぜ冬はミスが出やすいのか、そしてスコアを崩さないための意外な「割り切り方」とは? 上級者が実践している冬の思考法を紐解きます。
最近、めっきり寒くなって、いよいよ冬ゴルフって感じがしてきましたね。
そうですね。芝も薄くなってきましたし、冬ならではの難しさを感じるようになってきましたか?
はい。なんだか球が右に飛びやすくなった気がしますし、それを修正しようとして今度はダフったり……ということを繰り返しております。それで、「冬だからといってスコアを落とさないようにするには、どうすればいいんだ?」と考えて、自分なりにリスクマネージメントをして、安全マージンを多く取ろうとはしているんですけど。つくづく「自分は冬ゴルフが苦手だな」って気づいたんです。
なるほど。実は、冬のスコアメイクができる人というのは、「悪いパフォーマンスの中でパーを作っていくのがうまい人」なんですよ。守りながらパーを拾っていくのが得意な人は冬ゴルフに向いていて、逆にガンガン攻める積極的なゴルフでスコアを作っていく人は、夏ゴルフが得意な傾向にありますね。
やっぱりそういう傾向があるんですね。
ありますね。ゴルフには「積極的に攻められる状況」と、「消極的にならざるを得ない状況」があります。冬のゴルフ自体は、基本的には消極的なゴルフを強いられる環境なんですよ。スイングにしても距離感にしても、コースマネジメントにしても、積極的に行きすぎるとドボンしちゃいますよ、ということです。
冬に「積極的に行った時」にやってしまうミスとか、その原因って何なんですか?
基本的には芝が薄いので、球が滑って「ぶつけスライス(擦り球)」が出やすいんですよ。薄い当たりのスライスが多くなってきちゃう時期ではあるんですけど、それを強引に捕まえにいこうとしたり、厚い当たりを求めたりすると、ドツボにハマりやすいですよね。
まさにそれです。フェアウェイウッドで「ちょっとライが薄いな」と思って、しっかり打ち込んでみようとしたら、思いっきりダフりました(笑)。
あるあるですね(笑)。