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小柄でもここまで飛ばせる!ドライバーで飛距離を出すための工夫を5人の女子プロが解説

2018/11/30 ゴルフトゥデイ 編集部

日本の成人男性平均身長(※)は170cm。それに比べて今回レッスンしてくれた女子プロ5人の平均身長は156cmと約14cm低いが、ドライバーの飛距離は一般男性のアマチュアゴルファーには負けてない。なぜ、身長が低くて非力でもドライバーで飛距離を出せるのか。その秘密を聞いてきた!

※2018年6月20日現在。ゴルフトゥデイ調べ。

体の上下動をなくすことでドライバのミート率と飛距離アップ!

ドライバーの飛距離を伸ばすためには、ミート率の向上が何よりも大事と話す青木は、普段どんな練習をしているのだろうか!?

青木瀬令奈(三和シャッター)

【ドライバーのミート率アップ レッスン1】お腹をキュッで前傾角キープ!

ドライバーのミート率を上げるためには、 もちろん理想的なスイングができればそれに越したことはありませんが、何もスイングを変える必要はありません。

まず手始めに、スイング中の上下動を小さくしてみましょう。上下動を小さくするには、 スイング中の前傾角をキープすることが効果的です。

前傾角をキープするちょっとしたコツとしては、スイング中はお腹をユルめないということがあります。お腹がユルんでいると、前傾角というのは変化しやすくなります。

そこで、スイング中に少しお腹にキュッと力を入れて、せめてトップまではお腹がユルまないように意識を集中しておきましょう。それだけでも、前傾角は変化しにくくなります。

ドライバーのミート率アップのために2つのミスに注意!

《ミス1. トップから力んで上から入る》

ドライバーで飛距離を出そうと思ってトップから上半身に力が加わり右肩が下がったり、前に出てヘッドが上から入り過ぎるミスになります。最初からお腹に力を入れてリキみをなくしましょう。

《ミス2. ヘッドの遠心力で、体が伸び上がる》

お腹がユルんだまま、勢いよくテークバックし過ぎると、クラブに発生した遠心力に引っ張られて体が伸び上がってしまう。

【ドライバーのミート率アップ レッスン2】直ドラでミスの傾向をチェック!

直ドラを練習する目的も、スイング中の体の上下動をなくすため。地面にあるボールをドライバーで打つには、前傾角が保たれていなければいけません。

もちろんそれは、ティアップされたボールを打つ際にも大切なことですが、直ドラはちょっとした前傾角の変化でトップやダフリになってしまうので、練習で自分の体が浮いているのか、突っ込んでいるのか、確認することができます。

《振りすぎないでリラックスして打つ》

大きく振りすぎると、そのぶん体が上に引っ張られて、前傾角度が保ちにくくなります。飛ばしたいからと言って、大きく振りかぶるのはダメです。

《青木瀬令奈の229Yドライバーショット》

変わらない前傾角度に注目。アドレスからインパクトまで、前傾角度を変えないようにする。

《スタンスを広げたアイアンショットで下半身を使う》

スタンスをワイドにすると、上体が回りにくくなります。そのぶん、下半身を使って捻転を行わないといけません。上半身を使ってしまう方にオススメの練習方法です。

ドライバーで飛距離を伸ばすためにはヘッドスピードが大切!

ヘッドを速く振ることができれば、ヘッドスピードも上がってドライバーの飛距離も伸びる!2人のプロにその方法を聞いた!

インパクトまで左ヒザを動かさない!

永峰咲希(ニトリ)

私は遠心力をフルに使ってスイングしたいので、軸に対する意識を強く持って、「その場で回転する」ことを大事にしています。左腰がスエーしたり、上半身が左サイドに突っ込んでしまうとボールに伝わるべき力が抜けてしまいます。

左腰のスエーや左サイドへ流れるのを防ぐポイントは、左ヒザです。

左ヒザの向きを変えずにダウンスイングすれば、左足の内側でダウンスイングの勢いを受け止めることができます。左腰が回り過ぎたり、左サイドに体が流れるのを防ぐことにもつながります。

《ヒザの高さも変えないようにしよう》

左足の内側でダウンスイングの勢いを受け止めることができ、左腰が回り過ぎたり、左サイドに体が流れるのを防げます。

《左ヒザが流れると力のロスに》

左右どちらにスエーしたとしても、スイングの力が逃げてしまい、力のロスに。

《永峰咲希の左ヒザをチェック!》

前後左右に動かない左ヒザに注目。左ヒザに溜まった力を逃すことなくインパクトまで向かっている。

▼インパクトを過ぎたら動かしてOK

インパクト後はクラブの惰性と共に左ヒザも動かす。耐えようとすると左ヒザのケガにつながります。

切り返しで左カカトをグッと地面に押し込む!

大出瑞月(フリー)

下半身主導を強く意識しているということはないんですけど、上体が先に動かないようにはしています。頭が突っ込んだりすると、下半身主導では動けなくなりますからね。

そもそも、私はアドレスでスタンスを少し広めにするタイプなので、体重移動を積極的にしていかないとボールに力が伝わらないんです。

そのために、トップからの切り返しで、左足カカトで一回踏み込んでから、ダウンスイングをしています。そうすると、自然と下半身主導で振れますし、下半身で力を出しておいて、上体は力を抜いてクラブの遠心力をフルに使って飛ばすことができます。そうすることによって、ヘッドが走るようになりますよ。

▼上体が先に動くと上半身が突っ込む

右肩が前に出てきて、上から叩きつけるスイングに。

▼上体が先に動くと右に体重が残る

右肩が下がって、フェースが開いてスライスに。

《大出瑞月の236Yドライバーショット》

全く動かない頭の位置に注目。下半身主導にした安定感のあるスイング。

▼下半身よりも上体が先に動かないように頭の位置をキープ

スタンスの幅の中で身体を回転しやすくなるので、軸がブレなくなります。

リキみをなくしてドライバーの飛距離アップ!

ドライバーで飛距離を出すためには、力を込めるとイメージしがちだけど、実は力まないことが、飛距離アップにつながります。

自分が最も振りやすいボール位置を決めて常に確認!

竹内美雪(タイカ)

※アマチュアの落とし穴
景色に惑わされる+マットなど基準物がない=いつも球位置がバラバラ

一番大事なのはアドレスのボール位置です。私の場合、左カカト延長線上からボール1個分内側が定位置ですが、コースだと景色に惑わされて分からなくなるんです。ですから、ラウンドではキャディさんに見てもらう、正面に目標を見つけて立つなどして気をつけています。

スイングではアッパー軌道でボールをとらえる意識をもっています。飛ばそうとすると右サイドがかぶってヘッドが上から入るので、トップの頭の位置をキープして、そこからアッパー に振って行くイメージを大事にしています。

《ボールの定位置を決め常に同じ位置にセット!》

体のどのあたりの正面に常にボールがセットアップできればいいのか、自分の体の位置で覚えましょう。

《少しでも違和感があると力んでしまいミート率が下がります》

違和感を持ったままスイングをすると、上半身を使う動きが出てきてしまい、結果的にミート率が下がります。

《竹内美雪の229Yドライバーショット》

定位置からのアッパー起動に注目。ボールの位置、頭の位置をキープしてアッパー軌道で飛ばしている。

トップは小さく!上げて下ろすだけ!

亀田愛里(紫CCすみれC)

私が心がけているのは、力を入れて振らないことです。具体的にはバックスイングから切り返しのタイミングで絶対にリキまないようにしています。ここでリキむとグッと力が入って手が先に下りたり、右足に体重が残ったりしてインパクトでフェースが開きやすくなります。

結果、右にプッシュアウトが出てしまいます。これを防ぐには、トップを大きくしすぎないこと。体を回そうとか、ボールを強く叩こうとすると大きくなりやすいので、シンプルにクラブを上げて下ろす、くらいの感じでスイングしています。

《小さく上げてサッと下ろす》

小柄だからといって、あえて大きく振る必要はない。小柄だからこそ、力の伝わり方を考えて練習します。

《リキんで強く叩こうとするとヒッカケやプッシュしやすい》

大きく振ろうとすると、ダウンスイングで上半身に力を入れられる時間ができてしまう。これが力のロスになる。

《亀田愛里の231Yドライバーショット》

大振りしないシンプルなスイングに注目。思い切り振るのではなく、シンプルに上げて下ろすを体現できている。

GOLF TODAY本誌 No.554 42〜49ページより

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