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「いまどきツアーをデータ斬り!」国内外のゴルフツアーをあらゆるデータで一刀両断 Vol.72

2021/04/04 ゴルフサプリ 編集部

今週は2021年メジャー第1戦のマスターズだ。日本のゴルフファンとしては、やはり気になるのは松山英樹のメジャー初制覇なるかだろう。その可能性をデータから検証してみた。

いざマスターズ! 松山英樹、メジャー初制覇の可能性は!?

松山は米ツアー参戦2年目の2015年から昨年までマスターズで6年連続予選通過を果たしている。松山と同様に6年連続予選通過している選手はほかにアダム・スコット、ルイ・ウェストヘーゼン、ローリー・マキロイ、ジョーダン・スピースだけ。松山を含めて5人しかいないのだ。

松山はこの6年間で最もスコアが悪かったのが2016年のイーブンパー、288ストローク。つまりオーバーパーで4日間を終えた年がないのだ。これは上記5人の中でも松山だけ。安定感は世界トップクラスであり、勝ってもおかしくないだけの高いレベルにいることは間違いない。

ただ、順位的にはベストが2015年の5位。この時は優勝したスピースとは7打差だった。翌2016年は2打差3位で最終日を迎えたが最終的には5打差の7位。最後の最後まで優勝争いに加わったことはまだない。

優勝者との差はどこにあるのか。マスターズでは2、8、13、15番のパー5で確実にスコアを伸ばすことが勝つための絶対条件である。この6年間、松山はパー5で通算48アンダーをマークしている。各年度の優勝者のパー5でのスコアを合わせると51アンダー。松山はパー5においては優勝者と互角のスコアを叩き出しているわけだ。

では、その他のホールではどうか。パー3では松山4オーバーに対して優勝者は8アンダー。明らかに分が悪い。パー4では差はさらに顕著で松山が18オーバーで優勝者は21アンダー。実に39打もの差をつけられている。

パー4の中でも松山が苦手にしているのは11番と18番である。11番は6年間で7オーバー、18番は6オーバーだ。この2ホールはもともと難易度が高いが、それでも優勝者はともに通算1オーバーでしのいでいる。

優勝者との差が最も大きいのは距離の短い3番パー4。ここでは松山も2アンダーをマークしているが、優勝者は9アンダーと稼いでいる。このホールだけで7打違うわけだ。

データから言えるのは、松山のマスターズ制覇のカギはいかにパー4でまとめられるかということ。奮闘を期待したい。

松山英樹のマスターズ成績

順位 スコア
2011年 27位 −1
2012年 54位 +9
2014年 予選落ち +7
2015年 5位 −11
2016年 7位 0
2017年 11位 −1
2018年 19位 −3
2019年 32位 −3
2020年 13位 −8

※2011、12年はアマチュアとして出場


文・宮井善一
1965年生まれ。和歌山県出身。スポーツニッポン新聞社でゴルフ記者を8年間務め、2004年にフリーのゴルフライターとして独立。ゴルフ誌などに執筆のほか日本プロゴルフ殿堂オフィシャルライターとして活動している。元世界ゴルフ殿堂選考委員。

撮影トーナメント/2020マスターズ
撮影/マスターズ・オフィシャルサイト



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