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キャロウェイが送り出すバリバリのツアーボール「クロムツアー/ツアーX」強いアゲンストでも270ヤード超えの威力!

キャロウェイ クロムツアー シリーズ ボール 【PR】

2024/02/15 ゴルフサプリ編集部

クロムツアーXにはボールの質感を思わせるようなしっかり感がある

ドライバー,ボール,試打

「クロムツアーXはクロムソフトXに近くてしっかりした打感です。それでいてスピンが入って、打ち出し角も高い。グリーン周りのアプローチでもしっかりスピンがかかります。契約選手の多くが使っているのがよくわかる、完成度の高いツアー系ボールだと感じます。ドライバーのスピン量も少ない。ただ、クロムツアーXではスピンが少なすぎて合わない人もいるかもしれないので、適度なスピン量のボールを選んでいただくといいでしょう。その意味でもクロムツアーの誕生は守備範囲を広げていると思います」

前述のように、前作のクロムソフトは夏場に軟らかすぎる感じになる、ということで、夏場はもっぱらクロムソフトXを使ったという石井。ツアープロの使用球として定着していることもあり、いたずらに大きな変更は加えていないようだ。クロムツアーにはないカチッとした爽快な打音が印象的だっだ。

計測結果
クロムツアーXをドライバーで打った際の計測例。

「アイアンの弾道は安定していますが、ちょっと手応えが違います。クロムツアーが“むにゅっ”と軟らかい感じだとしたら、クロムツアーXにはボールの質感を思わせるようなしっかり感があります。まあ、これは好みの範疇ですので、フェース面とボールの外殻がカチッと当たっている感触が欲しい人ならクロムツアーX、ちょっと早めにむにゅっと潰れてほしい人ならクロムツアーがおすすめだと思います。プロツアーの現場ではクロムツアーXを選ぶ人が多いかもしれませんが、軟らかくてスピンが少ないボールの需要は絶対にあると思います。

また、アマチュアの方ならドライバーを替えて、ちょっとスピンが増えたり、減ったりする悩みが出てきた時に、クロムツアー/ツアーXを試してみるといいでしょう。適度なソフト感のあるクロムツアーならボールがつかまってスライスが軽減されるといった効果も十分に考えられますからね」

計測結果
クロムツアーXをアイアンで打った際の計測例。
石井良介

米男子ツアーでは契約プロがみなクロムツアーシリーズにスイッチ、初戦の「セントリートーナメント オブ チャンピオンズ」からクロムツアー/ツアーXを実戦投入している。

もちろん日本のプロもテスト中で、石川遼はクロムツアーを使う可能性が高いようだ。ツアー系ボールを使うゴルファーは、おしなべてボールを替えない傾向が強いが、そんな層にも食い込んでいけるボールと言えそうだ。最後にパットの印象についても聞いてみた。

「キャロウェイはボールのカバーとパターのフェースインサートが同じ素材。僕は Ai-ONEの樹脂フェースを使っていますが、やはりクロムツアーの“むちゅっ”とした打感はいいマッチングですね。Ai-ONEミルドも試しましたが、打つほどに樹脂の印象がよくなっていきます。性能的には球持ちがいいのでコントロールできる。打った瞬間どこかに行っちゃう、みたいなことがなくてラインに乗せやすいですね。打感は軟らかいですが、ボールの質感があって音もするので距離感が出やすい。

パターとの兼ね合いもありますが、ボールの直線性が高くてよく転がります。いわゆる入れごろ外しごろのパットでは、ラインを読みすぎるとカップの脇を抜けてしまう。逆に言えばカップを外さずに打てるので、カップインの確率が上がります。おかげで最近パターの調子がよくて、数ラウンド前の25パットを皮切りに、ずっと20パット台でラウンドできています」

以上でクロムツアー/ツアーXの試打レポートを終える。編集部でも試打を行ったが、印象的だったのは“飛距離”。それはクロムツアー/ツアーXのどちらにも言える。風に対する強さ、直進性の強さが飛距離に反映されているのか? とにもかくにも、魅力的な飛びをもたらしてくれるツアーボールという印象が強い。気になった!というゴルファーは、風の強い日にテストラウンドをしてみてほしい。石井良介氏が言うように、他のボールとの違いを体感しやすいだろう。

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前作のクロムソフトシリーズから、2024年モデルはクロムツアー、クロムツアーX、クロムソフトの3モデルのシリーズ構成にチェンジ。クロムツアーはクロムソフト X LSの後継でロースピン&中弾道。クロムツアー Xはクロムソフト Xの後継で打感がしっかりめの中高弾道。クロムソフトは柔らかい打感と高弾道が特徴だ。

クロムソフトとクロムツアーXの中間の軟らかさ

クロムツアーは飛距離性能に重点を置いたボール。新しいクロムツアー Xより打ち出しのスピン量を抑えている。打感の柔らかさはXとクロムソフトの中間。前作クロムソフト X LSに比べてロングショットのボールスピード、アプローチのスピン性能が大幅にアップしている。

シームレス・ツアーエアロが風の影響を抑える

風に強いのは空力性能を改善した賜物。独自のヘックス・エアロネットワークパターンをバージョンアップしたシームレス・ツアーエアロがそれだ。六角形のディンプルパターンに複数の円形を採用、深さもアジャストしたことで、落ち際で風に負けないボールになった。

新採用のハイパー・ファストソフト・コア

コアは素材の配合を見直した新採用のハイパー・ファストソフト・コア。ロングショットではスピンを減らし反発力も生み出す。コアの周囲に重ねた2重のマントルも素材の配合を刷新。ボールスピードのアップに貢献している。

優れたスピン性能を演出するハイパフォーマンス・ツアーウレタンソフトカバー

カバーを成形する機械が新しくなり、さらに均一な厚みの実現が可能になったことで生まれたのが、今作のハイパフォーマンス・ツアーウレタンソフトカバー。クロムツアー独自の設計で、アプローチでの優れたスピンコントロール性能を支えている。

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