勝又優美プロのゴルフレッスン「まずはアドレスからチェック!」
連載「ノムさんちゃんとやりなさい!」Part1
有楽町のKEN HORIO GOLF ACADEMYビームス&ウィンズ校でレッスンをしている勝又優美(かつまたゆみ)プロ。美人プロとして人気があるが、LPGAのティーチングプロフェショナルA級を取得しており、レッスンの実力も折り紙付き。
そんな勝又プロに練習嫌いなゴルフバカイラストレーターの野村タケオが弟子入り!はたして野村の捕まらないハイスピンスライスショットを勝又プロは直すことが出来るのか!?
撮影/野村タケオ
【連載】勝又優美の「ノムさんちゃんとやりなさい!」
・レッスン1:まずはアドレスからチェック!
・レッスン2:肩の開きを抑えましょう!
・レッスン3:下半身から動きなさい!
・レッスン4:しっかり上体をねじりなさい!
勝又優美
KEN HORIO GOLF ACADEMY所属。LPGAティーチングプロフェショナルA級。
野村タケオ
ゴルフバカイラストレーター。ゴルフ歴だけは長いので一応シングルハンデではあるが、ハイスピンと捕まった球が打てないことで飛距離不足に悩んでいる。
レッスン1 まずはアドレスからチェック!
野村「勝又プロ!よろしくお願いします!」
勝又「よろしくお願いします。ビシビシ行きますから覚悟しておいてくださいね」
野村「うひゃ~嬉しい!」
勝又「・・・。とりあえず今のスイングが見たいのでボールを打ってみてください」
野村「勝又プロに見られてるかと思うと緊張しちゃうな~。じゃあ打ちますよ~」
勝又「ノムさん、ちょっと待って!」
野村「なになに?」
勝又「そもそもボールを打つ前のアドレスが全然ダメダメじゃないですか!そこから直さないと!」
野村「マジで~、アドレスが悪いなんて言われたことないけど。どこがダメなの?」
「Y」の字じゃじゃダメなんですよ!
勝又「ノムさんの構えは正面から見ると腕がYの字になってるんですよ。これじゃダメです」
野村「Yの字?どういうこと?」
勝又「ほら写真に撮ってみましたので見てください。グリップの位置が体の真ん中にあって、腕とクラブがYの字になってるでしょ」
野村「あ~確かにYの字だ。これってダメなの?」
勝又「ダメです!Yの字になっているってことは、左腕が曲がっているってことでしょ」
野村「あ~確かに曲がってるね」
勝又「あ~じゃなくて!グリップが体の中心にあるってことは、ハンドファーストに構えられていないってことなんです。ノムさんがボールを捕まえられないのはこのアドレスのせいなんですよ」
野村「マジか!じゃあどうすればいいの?」
勝又「まず前傾をして腕を自然にダランとたらしてください。左手はその位置でグリップして、左手の長さを変えないように右手もグリップしてください。ゴルフのグリップは右手が下に来るわけなので、自然と少し右肩が下がったハンドファーストのアドレスになります」
野村「ホントだ!自然とハンドファーストになってるね。今までのアドレスとかなり違う感じ」
勝又「ノムさんは左手を縮めてグリップしてしまっていたから、ハンドレイト気味のグリップになっていたんですよ」
野村「なるほどね。でもなんでハンドファーストのグリップがいいの?」
勝又「ハンドレイトに構えると左手の中にクラブが真っ直ぐ入るんですが、ハンドファーストに構えると左手の中にクラブが斜めに入って、フェースが閉じるんです。あとハンドファーストに構えることで左手のグリップが少しフックグリップになり、ボールが捕まるんですよ」
野村「そっか、ボールが捕まって強い球が出るんだね。これで僕も捕まったボールが打てるようになるかも!」
勝又「グリップとかアドレスって大事ですから、しっかりと覚えてくださいね!」
野村「オッケー!がんばります!じゃあ今日のレッスンのお礼にハグを!」
勝又「グーで殴りますよ」
野村「・・・グーはやめて・・・」
今回のレッスンまとめ
- 左腕をダラリとたらしたところで左手はグリップする。
- 右手は左手の下だから自然と右肩が下がった構えになる。
- ハンドファーストに構えることで、ボールが捕まり強い球が打てる。
(取材・文)ゴルフバカイラストレーター野村タケオ
【シリーズ一覧】
●Part1:勝又優美プロのゴルフレッスン「まずはアドレスからチェック!」
●Part2:勝又優美プロのゴルフレッスン「肩の開きを抑えましょう!」
●Part3:勝又優美プロのゴルフレッスン「下半身から動きなさい!」