勝又優美プロのゴルフレッスン「下半身から動きなさい!」
連載「ノムさんちゃんとやりなさい!」Part3
有楽町のKEN HORIO GOLF ACADEMYビームス&ウィンズ校でレッスンをしている勝又優美プロ。美人プロとして人気があるが、LPGAのティーチングプロフェショナルA級を取得しており、レッスンの実力も折り紙付き。
そんな勝又プロに練習嫌いなゴルフバカイラストレーターの野村タケオが弟子入り!はたして野村の捕まらないハイスピンスライスショットを勝又プロは直すことが出来るのか!?
撮影/野村タケオ
【連載】勝又優美の「ノムさんちゃんとやりなさい!」
・レッスン1:まずはアドレスからチェック!
・レッスン2:肩の開きを抑えましょう!
・レッスン3:下半身から動きなさい!
・レッスン4:しっかり上体をねじりなさい!
勝又優美
KEN HORIO GOLF ACADEMY所属。LPGAティーチングプロフェショナルA級。
野村タケオ
ゴルフバカイラストレーター。ゴルフ歴だけは長いので一応シングルハンデではあるが、ハイスピンと捕まった球が打てないことで飛距離不足に悩んでいる。
レッスン3 下半身から動きなさい!
野村「勝又プロ!今回もお願いしま~す!」
勝又「ノムさん、私が教えたこと、ちゃんと毎日練習してますか?してないでしょ?」
野村「まあ、ボチボチとやってたり、やってなかったり・・・」
勝又「やってないんじゃないですか!もう教えませんからね!」
野村「やりますやります!ちゃんとやりますから、今回も教えて下さい!」
勝又「仕方ないな~。ちゃんとやらないと本当にもう教えませんからね!」
野村「はいっ!がんばります!で、今日は何を?」
勝又「じゃあ今日もちょっとアイアンで1発打ってみてください」
バシッ!
野村「今のまあまあいい感じじゃない?」
勝又「全然ダメ!ノムさんはトップからの切り返しで上半身から動き出しちゃってるんです。だからボールにしっかり力が伝わらなくて飛ばないんですよ。下半身リードができてないんです!」
野村「えー、そこそこ下半身リードできてると思うんだけどな~」
勝又「できてないの!ちょっとテークバックしてみてください」
野村「よいしょ」
勝又「はいダメー!左膝が右側に動きすぎです。そうなると腰も右に回りすぎて上半身と下半身の捻転差が出来ないんですよ。左膝を動かしすぎないようにテークバックしてください!ほらしっかり上半身は回して!」
野村「うぐぐぐ・・・これ、けっこう・・・ツライっす・・・脇腹つりそう・・・」
勝又「体硬いですね~。本来トップではこのくらい上半身と下半身の捻転差ができてないとダメなんですからね。今までがラクしすぎなんです」
左膝から戻しなさいよ!
勝又「このトップが出来たら切り返しですが、左膝を戻すところからスタートしてくださいね。左膝は腰と連動していて、右膝は肩と連動しているんです。なので左膝を先に戻すことで腰が先行して、肩の開きが遅れてきて理想の軌道でスイングできるようになります」
野村「なるほど~左膝からね~」
勝又「そう、ほらこんなふうにスイングしてください。これだとしっかりと捻転差が出来て、捕まった強い球が打てます」
野村「あ~勝又プロのスイング素敵や~ん。このスイング見ながらご飯3杯食えるわ~。」
勝又「訳わかんないこと言ってないで、ノムさんやってください!」
勝又「ほら上半身はしっかりと捻って、左膝から切り返すんです!」
野村「イテテテテ・・・勝又プロもうちょっと優しくして~」
勝又「本当に体硬いですね。ゆっくりとした素振りでもいいですから、この動きをしっかりと体に覚え込ませてくださいね!」
野村「分かりました!捻転差と下半身リード、しっかりと練習します!」
勝又「あとストレッチとかもちゃんとやって柔軟性もげないとダメですよ!」
野村「勝又プロがマッサージでモミモミしてほぐしてくれるとありがたいんだけど」
勝又「セクハラで訴えますよ!」
今回のレッスンまとめ
- 上半身と下半身の捻転差が出来ないとボールに力は伝わらない。
- テークバックで左膝を右に動かしすぎると捻転差ができなくなる。
- 切り返しは左膝を戻すところから始めると下半身リードでスイングできるようになる。
(取材・文)ゴルフバカイラストレーター野村タケオ
【シリーズ一覧】
●Part1:勝又優美プロのゴルフレッスン「まずはアドレスからチェック!」
●Part2:勝又優美プロのゴルフレッスン「肩の開きを抑えましょう!」
●Part3:勝又優美プロのゴルフレッスン「下半身から動きなさい!」
●Part4:勝又優美プロのゴルフレッスン「しっかり上体をねじりなさい!」