1. TOP メニュー
  2. ゴルフ知恵袋
  3. USツアープロから学ぶとばしのテクニック『ケニー・ノックス/チップ・ベック編』

USツアープロから学ぶとばしのテクニック『ケニー・ノックス/チップ・ベック編』

30年前とばしのテクニック取材を振り返る Part5【ゴルフトゥデイ創刊600号記念】

2022/04/14 ゴルフサプリ編集部

ゴルフトゥデイ創刊号をゴルフサプリでご紹介する企画。30年前に掲載されたUSツアープロのケニー・ノックス/チップ・ベックへのレッスンを取材して記事にしました。創刊号当時の編集長のコメントとともにお届けします。

GOLF TODAY本誌 創刊号/44ページより

当時の編集長による取材の裏話はPart1をご覧ください。
USツアープロから学ぶとばしのテクニック『ジャック・ニクラス編』

創刊号の記事内容を覗いてみよう

30年前のゴルフトゥデイ創刊号の実際の記事内容です。あくまでも過去のもので、現在は販売終了しているものも多数あります。30年前の文章、写真をご覧いただいてコンテンツとして楽しんでいただければと思います。

ケニー・ノックス Kenny Knox

リストの強さを生かすにはシャフトを立てたスイングが最適

ゴルフトゥデイ創刊号

ボールをしっかりつかまえずにはおかないぞ!!
ノックスのスイングは、そんなことを主張しているように思える。まず、バックスイングでのフェースの向きに注目してほしい。

ゴルフトゥデイ創刊号
シャフトを立てたままインサイドにテークバック
ゴルフトゥデイ創刊号
振りおろしもインサイドで長いインパクトゾーンをキープしたあと再びインサイドに振り抜く

インサイドへシャットフェースで上げている(写真③)。この方法は、S・バレステロスのスイングでも見られるが、このあとでシャフトが立ってくる。これは大切なポイントだ。

インサイドにテークバックして、なおかつシャフトを寝かせてしまっては、ボールを上からとらえることができない。あおるような打ち方になり、つねにダフリ気味にボールに当たる。ティアップしたボールを打つドライバーならごまかせても、アイアンは打てない。

ノックスは、インサイドへシャットフェースで上げ、これまたインサイドから振り下ろし(写真⑥)、インサイドへ振り抜いていく(写真⑦)。リストの強い人は、その部分ばかり強調して、インパクトでこねるような動きになりやすい。こういうのは、リストを使っているだけで、リストの強さを生かしているとはいわない。ノックスのスイングでは、それが生かされている。フェースがボールに向きあってる時間が長く、強いショットが生まれる。

稲見萌寧・強い女子プロをお手本にして苦手を克服!アイアンの成否はバックスイングで決まる!

ダフリやトップ、スライスやフックなどアイアンにありがちなミスを減らし、ラフや傾斜地、など苦手なライを克服するコツを稲...

あわせて読みたい

チップ・ベック Chip Beck

トップとフィニッシュが左右対称になるように振るのがセオリーだ

ゴルフトゥデイ創刊号

チップ・ベックのスイングは、お世辞にも華麗とはいいにくい。やや変則的でさえあるが、実は肝心な部分では基本に忠実なスイングである。

ゴルフトゥデイ創刊号
バックスイングでは右ヒジ フォローする―では左ヒジを体から離さないように気をつける
ゴルフトゥデイ創刊号
そうすればスイングが狂うことが少なくなる

変則的に思えるのは、長身なのに“超”の字がつくほどフラットなスイングであるためだろう。ベックのスイングを目のあたりにすると「身長」と「スイングプレーン」は、必ずしもセオリーとされている相性どおりではないような気がしてくる。

「長身の人ならアップライト、背の低い人はフラット」

これがセオリーとされているものだが、それよりも、もっと大切なことがある。

「軸を動かさず、左右対称に振る」

このことが実践でできるのなら、スイングプレーンがアップライトであろうが、フラットであろうが、たいした問題ではない。

ベックの場合、気をつけていることが2点あるという。ひとつは「バックスイングでは右ヒジを体につけ、フォロースル―では左ヒジを体につけておくこと」。もうひとつは「トップ・オブ・スイングとフィニッシュで左右の肩を入れ替えること」だ。写真の③と⑦がすべてを物語っている。基本どおりなのである。

〝インに引かないバックスイング〟は壁を使って徹底マスター!

オフシーズンだからこそ取り組める、本格スイング改造を重田栄作がサポート! 目指すは、インサイドからクラブを下ろすこと...

あわせて読みたい

ゴルフトゥデイ創刊600号企画とは

ゴルフトゥデイ600号企画

ゴルフトゥデイ600号企画
ゴルフトゥデイ創刊号当時の編集長が語る思い出話も是非読んでみてくださいね。

ゴルフトゥデイ2022年6月号・通巻600号



【ゴルフトゥデイ・バックナンバー 一覧】