ゴルフ雑誌ゴルフトゥデイが通巻600号を突破
創刊号当時の編集長から
ゴルフトゥデイ創刊号の表紙!(動物愛護の観点的にも、現代ではなかなかなさそうなデザインですね…)
創刊号のために米国フロリダ取材に出発したのは、ちょうどバブル景気が終焉を迎える1991年2月だった。おまけに湾岸戦争が勃発してアメリカの世情は緊迫の度合いをましていて、本当にPGAツアーの取材なんてできるのか?というような心配もあった。
しかし前年から取材のためにメーカーを通じてのビッグネームのインタビューなども申し込んであり、とにかくアメリカに飛んでみてから考えようとということで単身で乗り込んで行ったが、今思うとかなり無謀なことであったかもしれない。
ニューヨーク在住のよく知るカメラマンと合流してからも、全てがすんなりとはいかなかったが、創刊号を成功させるためにという一念が、怖いもの無しの行動をとらせたとしか言いようがないと、今となって思い起こすことといえる。
そもそもは、全く新しいタイプの隔週刊のゴルフ雑誌を創刊するので手伝ってくれないかという、大学の後輩の言葉が始まりだった。当時、週刊のゴルフ雑誌編集部に在籍して、あと全米プロを取材すればグランドスラムという状況。国内ツアーの取材もあり、だいたい3ヶ月くらいはもちろん土日も休みなしで、唯一の海外取材の時に行きの飛行機で休めるのがご褒美だった。
当時は仕事改革などないので、帰国の飛行機の中で10時間以上原稿を書き、そのまま会社に戻って写真選びというのが週刊誌の編集部の当たり前。疲れは感じなかったが、休まないと精神的に煮詰まってくる。そんなときに後輩から電話が入ったということだ。
聞くと表紙も米国のイラストレーターのマイケル・ベダートを起用して、オリジナルのワニのキャラクターでいくという斬新さにも惹かれた。巻末のコラム集はアートあり、映画、演劇、音楽の話題も網羅されて、レッスン主体のこれまでのゴルフ雑誌とは確かに一線を画した内容。新しい雑誌を創刊するというチャンスもそうそうないだろうと、転身して取り組んだ第1号だった。
※いずれは創刊号から100号くらいまでをDマガジンで購読可能にする算段をしていますので、その際はぜひご覧になってください。
創刊号をチラっとのぞき見!
明日からは、実際のゴルフトゥデイ創刊号に掲載されたページをご紹介していきます。下の画像は創刊号で掲載されたファション企画の一部。当時のゴルフウェアは今の言葉でいうと「エモい」感じですごく見応えがあります。現代のトレンドに通じるものもあり、スタイリングの参考になるかもしれません。
また、30年前の男子ツアープロ、女子ツアープロの一覧という企画も取り扱います。上の画像はその一部。この企画では、当時の編集長がどのように取材をしていたのか、苦労話や面白い話など裏側も一緒にご紹介しますので、楽しみにしていてくださいね!




