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USツアープロから学ぶとばしのテクニック『スコット・ホーク/ボブ・トゥエイ編』

30年前とばしのテクニック取材を振り返る Part6【ゴルフトゥデイ創刊600号記念】

2022/04/15 ゴルフサプリ編集部

ゴルフトゥデイ創刊号をゴルフサプリでご紹介する企画。30年前に掲載されたUSツアープロのスコット・ホーク/ボブ・トゥエイへのレッスンを取材して記事にしました。創刊号当時の編集長のコメントとともにお届けします。

GOLF TODAY本誌 創刊号/43ページより

当時の編集長による取材の裏話はPart1をご覧ください。
USツアープロから学ぶとばしのテクニック『ジャック・ニクラス編』

創刊号の記事内容を覗いてみよう

30年前のゴルフトゥデイ創刊号の実際の記事内容です。あくまでも過去のもので、現在は販売終了しているものも多数あります。30年前の文章、写真をご覧いただいてコンテンツとして楽しんでいただければと思います。

スコット・ホーク Scott Hoch

右腕の強すぎる力を肩のタテ回転でアジャストした独特のスイング

ゴルフトゥデイ創刊号

S・ホークは、肩をタテ回転で使う。ウエイクフォレスト大学時代の同期生でチームメイトでもあったC・ストレンジのレベルターンと比較してみると面白い。同じコーチのもとでゴルフをしてきたのに、実に対照的なスイングではある。それでいて求めるショットは同じフェードボール。このあたりがそれぞれの筋力の違いを物語っている。

ゴルフトゥデイ創刊号
トップ・オブ・スイングを高めにとりアウト・サイド・インのカットスイングをしている
ゴルフトゥデイ創刊号
この打法によって右腕の強さを有効に活用している

ホークは右腕が極端に強い。ストレートにテークバックしていくとフック気味のショットがでる。そこで、独自の方法を取り入れていくようになった。方法こそ違え、あのA・パーマーがフックに悩まされて、その解決方法として独特のハイフィニッシュにたどりついたのと似ている。

ホークは、肩をタテに回転させることで、アウトサイドにテークバックし、ややカット気味にボールをとらえるスイングを完成させた。アマチュアが、そのままマネると、完全なスライスになりそうだが、ホークには強い右腕がある。これで帳尻を合わせている。日本では、須貝昇が同じようなスイングで安定したフェードボールを打っている。

セオリー一辺倒ではなく、セオリーを身につけたあと、どう脱皮していくか。これ、シングルへの道。

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M・オメーラに似ている。しかし、オメーラよりも、もっとストロング・グリップをしている。そのぶん、トップ・オブ・スイングでコックが左手甲側に折れて、シャフトは地面と水平のところに止まらない。

これが悪いといっているのではなく、トゥエイのスイングの特徴としてあげたまでだから誤解しないでもらいたい。アマチュアでも極端なストロング・グリップをしている人がいる。

ゴルフトゥデイ創刊号
ストロング・グリップもオーバースイングも気にしない打法
ゴルフトゥデイ創刊号
コックを十分に使ったリストターンでヘッドスピードを引き出す個性派スイング

「そんな握り方じゃダメだよ。もっとスクエアにグリップしなければ」

おせっかいな教え魔は、すぐにヨダレを流しながら近づいてきそうだ。でも、そういったグリップのほうが合っているかもしれないのだ。教え魔は、そんなことなど考えはしない。

教え魔なんか無視して、トゥエイのスイングを参考にしよう。ストロング・グリップでコックを使ったトップ・オブ・スイングになったら、インパクトゾーンで一気にコックを振りほどいていかなければならない。そうしないと振り遅れになる。

腰の回転を先行させるのではなく、むしろ、一瞬、腰を止めるつもりで腕を振ってしまった方がいい。これでは大フック?そうはならない。コックを使ったスイングの特徴だ。

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