「ロフト多いFW、構えにくい」と感じる人。ロフトのあるFWの方が構造的には簡単ですよ！
ゴルフライターT島が切り込む！フィッティングショップだから分かるゴルフギア最新事情／第68回
先日発表されたマジェスティゴルフのマルマンシャトルというシリーズには、フェアウェイウッドの番手が13番（34度）まであるという。ロフトの大きいウッドを構えづらいという理由で敬遠するゴルファーが多いが、ロフトのあるユーティリティやフェアウェイウッドをもっとアマチュアゴルファーは活用すべきなのか？大蔵ゴルフスタジオの代表でフィッターである市川氏に、今回もゴルフライターT島が切り込みます。
写真提供／大蔵ゴルフスタジオ
フェアウェイウッドが中心のマルマンシャトルというシリーズ
T島 先日マジェスティゴルフさんの新製品を試打したんですけどね。気になるクラブがありまして…
市川 マジェスティゴルフさんは、元マルマンゴルフですよね？外ブラ大好きなT島さんっぽくないですね？
T島 そうですね。今回はマルマンシャトルというシリーズが出たんですけど。シリーズの中心がフェアウェイウッドなんですよ。
市川 フェアウェイウッド？珍しいですね
T島 そしてユーティリティとかなしです。
市川 シャトルって、歴代フェアウェイウッドは人気ですよね。
T島 そうそう昔から、打ちやすくてアベレージゴルファーから打てるフェアウェイウッドで人気だったんですが、今回はフェアウェイウッドのバリエーションが凄い！
市川 9番とかまであるのですか？
T島 いや11番29度、13番34度まである！
市川 えええ！それは凄い！！！でも実は、キャロウェイさんとかアメリカでは11番までラインナップあったりするんですよね。
T島 さすが大蔵ゴルフスタジオ！ハワイ店があるだけあって、詳しいですな。
市川 T島さん、アイアン嫌いですしね…
T島 嫌いじゃないんだけどさぁ…昔は曲がらないドライバーとキレるアイアンでスコアを作ってきたのだが…
市川 今は、ユーティリティとアプローチでしのぐゴルフ…
T島 ショボン。
市川 ちょっと元気出してください。
T島 ご存知の通りユーティリティ好きな私、30度のユーティリティも、34度まで買ったりしたこともあります。今回、試打ラウンドでそのユーティリティと同等のロフト角のフェアウェイウッドをバンバン試打したわけですが…
市川 めっちゃ良かったとか…
T島 その通り…
市川 フェアウェイウッドとユーティリティ、形状的にフェアウェイウッドのほうが重心位置を深くできるし、慣性モーメントも大きくできますよね。
T島 つまりミスヒットに強くて、ボールも上がりやすい！
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市川 凄いメリットなんですけど、どうして他のメーカーは製品化しないのかな？では、T島さん理由を説明してください。
T島 ズバリ構えにくい！と感じる人が多い！ロフトが増えるってことは、リーディングエッジを出していくか、フェースのトップ部を後ろにするしかないですからね。
市川 そこなんですよね、フィッティングに来られた方に、ロフト角の大きいユーティリティを提案するんですが、構えた瞬間…「無理」って言われる方が少なくないです。
T島 構造的に圧倒的にやさしくできるのですけど、構えにくいってことは難しいクラブになっちゃうもんね。
市川 T島さん大丈夫だったんですか？構えられました？
T島 まあ、そもそもロフト角の大きいユーティリティに慣れているというのもありますが、やっぱり最初は「無理」って思った…
市川 ですよね。僕はアイアン4番まで入れているぐらいなんで、ちょっと無理かな。
T島 まあ君はヘッドスピードが速いからね…。で、試打ラウンドでは最初はトップしたりしてたんだけど…3ホールぐらいで慣れた！
市川 早っ。
T島 まあユーティリティで慣れていたってのが大きいですが、マルマンシャトルはヘッド形状が絶妙で、なんとか構えやすく作ってありました！
市川 なるほど！あれ？先日までフェアウェイウッドでも悩んでいませんでした？
T島 7番ウッドとか打てるようになると5番や3番ウッドまで打てるようになるという…。苦手意識が無くなるという感じで克服しました。
市川 フェアウェイウッドで悩んでる方、参考にしてください！まずは7番ウッドから克服。
T島 ほんとね11番ウッドとか慣れちゃうと、同じロフトのユーティリティよりもボールがドッカーンと当たって飛ぶわけですよ！
市川 それで欲しくなっちゃったわけですね…マルマンシャトルというシリーズのフェアウェイウッドが（笑）
150〜180ヤードの距離を簡単に打ちたい！ならば「マルマン シャトル」を試してみて！
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ロフトのあるUTやFWを使ったことがないゴルファーは一度試してみよう！
T島 えーっと、言いたいのはですね。使ってみたら慣れちゃうので、トライして欲しいってことです。11番ウッドはやっぱり極端だけど、まずは25度前後のユーティリティとか良いかもしれません。30度のユーティリティもオススメなんですけどね。
市川 構えにくい問題というのは、克服できる可能性があるということが言いたいと！
T島 やっぱり構造上の有利さの恩恵というのをすごく感じたわけですよ。アイアンよりもユーティリティ、ユーティリティよりもフェアウェイウッド。これを利用したほうがいいんじゃない？って思うわけです。
市川 フィッティングの際、どこまでフェアウェイウッドを入れて、ユーティリティを入れて、アイアンは何番から…というのは結構皆さん保守的です。
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T島 ロフトが大きくても構えやすいユーティリティって意外とあります。ロッディオさんとか、フライハイトさんとかね。
市川 人気あります。女性の方とかはフェアウェイウッドに苦手意識を持たない方が多いので、パーツメーカーさんもロフト角の大きいフェアウェイウッドもラインナップに入れてほしいですね。
T島 マルマンシャトルのシリーズですが、フェアウェイウッド中心で、アイアンは1本から買えるというなかなか大胆なことをやっています。
市川 33度の13番ウッドを入れて、アイアンは8番、9番、PWみたいな？
T島 そうですね。パーツメーカーさんも三浦技研さんや、キャスコさんなど1本から買えるアイアンも徐々に増えてきております。
市川 フィッティングの仕事も、シャフト選び、ヘッド選びだけじゃなくて、どの距離や状況に応じて、何を提案するか？というのも課題となっています。
T島 アイアンなのかユーティリティなのかフェアウェイウッドなのか？
市川 そうですね。構えやすさというのはフィッティングにおいてとっても大切な要素なんですが、ちょっと冒険してみると新しい世界が待っているかもしれません。
T島 そう！それが言いたいのです！
市川 T島さんは、新しいクラブが待っているわけですね（笑）
T島 いや、まだ頼んでないし…
市川 時間の問題ですね…フェアウェイウッドを何番まで、ユーティリティを何番まで、アイアン、ウエッジのロフト何度？迷ったら、なんでも我々にご相談下さいね。
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T島氏のプロフィール
ゴルフ関連のライター、動画撮影編集、ブロガー、フォトグラファー、YouTuber的な（笑）、いろいろやってます。ゴルフ、クルマ、カメラ、音楽、映画、ガジェット、が好きです。以前は、店舗の運営、出店、立て直しを25年やってましたが、何故かこんな仕事をしています。
大蔵ゴルフスタジオ
上記動画はT島氏が特派員ブログを勤めている東京都世田谷にあります大蔵ゴルフスタジオの説明。大蔵ゴルフスタジオ世田谷のクラブフィッティングの流れを説明しています。
取材協力／大蔵ゴルフスタジオ世田谷
住所：〒156-0053 東京都世田谷区桜3-24-1 オークラランドゴルフ練習場内
営業時間：11:00〜19:00
定休日：毎週月曜日
TEL：03-6413-9272
https://www.ogs-p.jp/
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