ダウンブローで打てないと、ダフりのミスから抜け出すことが難しくなります

ゴルフはティアップして打つとき以外は、基本的にすべてダウンブローです。ダウンブローとは、クラブヘッドが最下点に到達する前にボールをヒットすること。つまり、クラブヘッドはボールを打ったあとに地面に当たるというわけです。

この打ち方ができないと、ダフりのミスから抜けだすことがなかなかできません。また、ライが悪いときやフェアウェイバンカーなどからうまく打つことができず、スコアがまとまらないことが多くなります。

ゴルフ練習場の人工芝マットはダフってもヘッドが滑るため、そのことに気づいていない人も多く、そのせいでダフりを克服できない人もたくさんいます。ようやく目標であった100切りを達成し、これからはできるだけコンスタントに90台でラウンドしたいと思っているなら、前述した理由から、ダウンブローを覚えることは不可欠です。

ヘッドをアウトサイドから入れることが、ダウンブロー習得にはおすすめです

「(1)ダウンスイングを下半身リードで行う。(2)手首のタメを早く解かない。(3)キャスティングやフリップ動作を抑えるなど、ダウンブローで打つためにはいくつかのポイントがあります。ただ、これらはすぐに覚えられるものではないため、やっと100切りができたというレベルの人には少し難しいかもしれません。

そのため私としてはこのレベルの人には、ややカット軌道で打つことをまずはおすすめしますし、これがダウンブロー習得の近道だと思います」

こう話すのは狭間世代の人気女子プロ鶴岡果恋のコーチであり、関東ゴルフ連盟チームKGAジュニア技術担当ヘッドコーチも務める重田栄作プロ。

重田プロ 「ややカット軌道とは、つまりヘッドを少しアウトサイドから入れることです。これならヘッドが上から入りやすいので、ダフりのミスを減らせるはずです」

<アウトサイド軌道でスイングするためには>
● 足、ヒザ、腰、肩、目をターゲットライン(目標線)に対して、オープンにセット
● ボールの位置はふだん通りでOK
● フェースはカラダの向きに対してスクエア、ターゲットラインに対してだと少しクローズにする

重田プロ 「スイングはカラダの向きに対してイン・トゥ・インに振ります。オープンにかまえているので、その状態からアウトサイド・インに振る必要はありません。

このようにかまえてスイングすれば、ヘッドの入射角がややキツくなり、上からボールを捉えやすくなります。要するにダウンブローで打ちやすくなるのです。弾道としては軽いスライスになります。スライスなら、着弾したあとあまりコロがらないため、グリーンからこぼれる心配が少なくなります。その結果、パーオン率が上がるのでは…と思います」

左足のツマ先前に置いたボールを打つドリルが、ダウンブロー習得にはおすすめ

重田プロ 「ダウンブローを身につける練習方法としては、左足の前に置いたボールを打つドリルがおすすめです。

この位置のボールを打つにはヘッドを上から入れる必要があるので、繰り返し行なっているとダウンブローの感覚が比較的容易に理解できると思います」

文・宮川岳也(みやかわ たけや)
ゴルフ雑誌編集記者を経て、フリーランスのゴルフライターへ。USGTFティーチングプロ資格を有し、現在は埼玉県の練習場でレッスン活動も行っている。


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