ハイッというリズム素早くクラブを上げたら、間をつくらずに下ろす

今季、福田真未のパーオン率は75.4971パーセント(3位)と高い数字をキープしている。アイアンショットの方向性と距離感がアップした証明でもあるが、ドライバーショットの飛距離と精度が上がり、いいライから打てるようになったことも要因の一つだ。なぜ飛距離と精度が上がったのだろうか。

福田真未  「以前は目標付近にボールを運ぼうという気持ちが強く、その影響でクラブをゆっくり丁寧に上げようとしていました」。その結果、トップで一瞬動きが止まり、それからクラブを下ろしていた。選手によってはそれが合うタイプもいるが、福田の場合、インパクトでパワーをしっかりと伝えることができず、弱々しい打球になっていたという。

力強い球を打つために、福田が行ったのは、スイングリズムを変えることだった。

福田真未 「以前はクラブをゆっくりと上げていました。それをバックスイングでクラブを素早く上げるようにしたら、トップで間ができることもなく、そのままスッとダウンスイングに移ることができたのです」。

切り返しがスムーズに行われたことで、ワンピースのスイングで打てるようになり、ミート率が上がったという。パワーをロスすることもなくなり、飛距離が伸びると同時に、精度も上がっていった

福田真未 「ハイッというリズムで上げる感覚です」。アドレスしたらすぐにクラブを上げるイメージだ。

目標にボールを運ぼうとしたことでクラブを慎重に上げていた

以前の福田は方向性を重視するあまり、なるべくクラブをゆっくりと上げるようにしていた。その結果、トップで一拍置くような間を置いてしまい、そこからダウンスイングへの切り返しを行うイメージで振っていた。

しかも、ダウンスイングでは急加速するようにクラブを下ろしていたことで、クラブがスイング軌道から外れることも多く、インパクトでのパワーロスにつながっていた。ミート率も低く、弱々しい球になることが悩みだった。

トップでの間を置かないように切り返しを少し速めに行う

現在はアドレス後にハイッとクラブをリズムよく上げたら、トップで間をつくることもなく、そのままダウンスイングに入るスイングを心がけている。 バックスイングを素早く行なうことで、勝手に切り返しも速くなったという。スイングリズムが一定になったことで、スイングプレーンも安心。パワーロスもなく、飛距離と方向性がアップした。

スイングを見てみよう

ハイっとリズムよく上げたら、

勝手に切り返しも早くなり、

ワンピースで打てるように!!

ドライバー後方

スイング中は頭の位置を動かさず、体の軸を中心にクラブを振ることを心がけている福田。ダウンスイングでクラブを急激に下ろすこともなくなり、ミート率がアップしたことで、ショットの再現性も以前より上がった。



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