今、また増加中!? アイアン型ユーティリティ
気になるギア
今では、3・4番アイアンの代わりにユーティリティというセッティングが当たり前。そしてユーティリティはいわゆる中間型が当たり前と思っていたら、アイアン型ユーティリティのモデル数が増えている気配だ。なぜ、今またアイアン型ユーティリティが増えているのか?その理由を探った。
GOLF TODAY本誌 No.584 132〜135ページより
最近アイアン型UTが増えている気配を感じ、主要メーカーのラインナップを確認したところ、現行モデルだけでも10機種もあった。1988年に発売されたプロギアの「インテスト(通称タラコ)」をUTの元祖とすれば、UTはアイアン型で誕生したと言えるのだが、その後FWに近い形状やアイアンとFWの中間形状など様々な形状のものが開発され、32年の年月を経てUTの形状は中間型に収れんしたかに思われていた。
ところが、今だにアイアン型UTの新作が発売されていた。なぜ今またアイアン型UTなのか?10機種を集め試打を行う前に、クラブとしてのアイアン型UTの特性を確認してみよう。3–4番アイアンに相当するクラブのロフトは21度前後。すると、アイアン型UT、中間型UTに加え、7番ウッドもこのロフトに該当する。これらの3タイプを比較すると、まずはヘッドの幅が大きく異なっている。