アプローチは背中の軸とアドレス時の三角形をキープ!
PGA初の女性A級ティーチングプロ 中村英美がレクチャーする「100を切るためのお約束!」|第5回
アプローチショットはスコアメイクの要。ダフリやトップ、シャンクなどのミスを極力防ぐことが100切り達成の絶対条件だ。「アプローチのような小さいスイングこそシンプルな動きで打つのがベスト。そこで意識してもらいたいのが背中の軸とアドレスで作った両腕の三角形です」と中村英美は言う。100切りに直結するアプローチスイングをしっかりと身につけておこう。
グリーン周りからのアプローチは、ボールを上げてコロがすピッチエンドランをベースに考えればスコアをまとめやすくなります。距離はキャリーとランを足して30ヤードくらいが基準です。そのショットをしっかり練習しておくとミスが減り、ピンの近くに寄る確率がアップします。今回は30ヤードのアプローチを確実に打てるようになるいくつかのポイントについてお話ししたいと思います。
打つ前は目標方向を見ながら素振りを数回繰り返して、必ずショットのイメージ作りをしておきましょう。グリーン上のどの辺にボールを落とせばピンに向かってコロがっていくかを映像でイメージするのです。最初はうまくいかなくても気にしないでください。これを習慣づければ経験値が積めてアプローチがどんどんうまくなります。経験は割と長いのにアプローチがなかなか上達しない人は、ショットのイメージ作りができていないのが一番の原因ではないでしょうか。