間違いだらけのコース選びを続けていると、生涯100を切れないゴルファーになってしまう!?令和の賢いゴルフとは?

ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が現場で感じたゴルフエッセイ【毒ゴルフ・薬ゴルフ】第64回

2023/04/12 ゴルフサプリ編集部 篠原嗣典



ゴルフの虜になってもうすぐ半世紀。年間試打ラウンド数は50回。四六時中ゴルフのことばかりを考えてしまうロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、コースや色々な現場で見聞きし、感じたことを書いたのが【毒ゴルフ・薬ゴルフ】です。大量に飲めば死んでしまう毒も、少量なら薬になることは、ゴルフにも通じるのです。

写真提供/篠原嗣典

「本当に100を切れない人って、ゴルファーの半分もいるんですか?」
最近ゴルフを始めた若いゴルファーと話をすると異口同音に、「大袈裟なメディアの戦略だ」と疑う声を耳にすることが増えました。

やさしい用具を上手に使って、数ラウンド目で90台のベストスコアを出せたという若いゴルファーはゴロゴロいます。だからこそ、多くのゴルファーが100切りで悩んでいる、というのは情報操作みたいだと感じるようです。

いろいろな統計がありますが、ゴルファーのうちの半数は100の壁と戦っているといわれています。わかりやすい証拠は、100を切るための特集などがどのメディアでもしっかりとした数字を残すことです。つまり、需要があるからヒットするわけで、100の壁と戦っているゴルファーはたくさんいるのです。

100の壁は、オフレコの世界では『バカの壁』ともいわれています。単に自らのゴルフの分析不足なだけで、ある程度ボールが打てるようになれば、頭を使ってゴルフをすることで自然と100は切れてしまうからです。