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間違いだらけのコース選びを続けていると、生涯100を切れないゴルファーになってしまう!?令和の賢いゴルフとは?

ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が現場で感じたゴルフエッセイ【毒ゴルフ・薬ゴルフ】第64回

2023/04/12 ゴルフサプリ編集部 篠原嗣典

「(1)ボールが曲がって、OBやトラブルでスコアを浪費する」の解決策

例えば林間コースはOBは少ないですが、林に入れば脱出に何打も必要になったりしますのでNGです。幅が広いコースが理想ですが、日本では土地の関係でそういうコースは少ししか存在しません。

2019年のゴルフ規則の大改正で、かつて邪道だと非難されていた前進4打の概念は、ローカルルールとして逆に奨励されるように変わりました。狭い山岳コースでいいのです。大きく曲げればボールはなくなりますが、1打罰で前方から3打目で再開できるローカルルールが助けてくれます

「(4)3パットや4パットが多い」の解決策

次に3パット、4パットを減らすということもコース選びで解決できます。やさしいグリーンのコースを選べばいいだけのこと

グリーンが難しいと渋滞の原因になるので、大量にお客様を入れるコースほど、できるだけ平らで変な癖がないグリーンのホールが多いという傾向があります。

ゴルフに貴賤なし!どんなコースであろうと出たスコアは現実として受け入れるのが正解

ゴルフ場

自分に合ったゴルフコースで鍛えるのが、ゴルフ上達の最高の近道なのです。
若者ゴルファーが、今までのゴルファーより簡単にスコアの壁を突破している現実には、複数の要因があります。

(1)やさしい用具を上手く使っていること
(2)遠くてもいいので安くプレーできるゴルフコースのスコアが、まとまりやすい創意工夫に支えられている

というこの2つの要因が大きいと考えると、かなり説得力があるのです。

そんなことをしても本格的なコースでは通じない、という声も聞こえてきます。ゴルフの不思議なところなのですが、賢くクリアし続けてスコアの壁を壊してしまえば、スコアが出にくいコースに行っても、別人にはならなくなるのです。つまり、いつも通りのスコアでゴルフができてしまうのです

簡単なコースでブレイクスルーしてレベルアップをするという手法は、21世紀になってからはゴルフ先進国の選手育成ではごく当たり前になりました。情報収集と分析で、ゴルフのスコアの壁を越えるだけではなく、破壊してしまうのが賢い令和のゴルフなのです。




篠原嗣典

篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家。1965年生まれ。東京都文京区生まれ。板橋区在住。中一でコースデビュー、以後、競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れる青春を過ごして、ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、2000年にメルマガ【Golf Planet】を発行し、ゴルフエッセイストとしてデビュー。試打インプレッションなどでも活躍中。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。


ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が現場で感じたゴルフエッセイ【毒ゴルフ・薬ゴルフ】

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