“ロフト多めのUT”はアイアン、ストロングロフト化時代の救世主!? 【鹿又芳典・ギア解説】
鹿又芳典の“推しクラブ” こぼれ話 第3回

前回のコラムで鹿又さんが触れていた、ロフト30度台の“ハイロフトUT”。あまり馴染みのないロフト帯のUTだが、どういうクラブと組み合わせると有効なのか? そもそもこのクラブを使いこなすには、どんなことが必要なんだろう?
写真/ゴルフサプリ編集部
アイアンのストロングロフト化が、4年くらい前から激しくなっています。2022年の年末に市場に出ている7番アイアンのロフトの平均を測ったら、30度を切っていました。さらに、2023年に発売されているアイアン(7I)のロフトも、大方が28度くらいになってました。
ドライバーのヘッドスピードが40m/s前後の一般的なアマチュアゴルファーで、7番アイアンでキレイにキャリーが出せるロフトって32度や33度だと思うんです。タングステンが入って球が上がりやすい構造にしていたり、クラブ長を長くしているとかでなければ、キャリーがキッチリと10ヤードずつ差が出せるロフトは、その辺が限界じゃないでしょうか。ティアップしたり、ランを含めた距離を飛ばしていくケースは別にして。