“ロフト多めのUT”はアイアン、ストロングロフト化時代の救世主!? 【鹿又芳典・ギア解説】
鹿又芳典の“推しクラブ” こぼれ話 第3回
何ヤード、キャリーして、どのくらい転がるかを知っておく
この“ハイロフトUT”は、作り手からするとアドレスの見え方がスゴく難しいんです。FP(フェースプログレッション)が大きくてロフトがついているので、素直に構えられるように作るのが実はたいへん。でも今は、その辺りが上手く作れるようになってきたので“ハイロフトUT”が増えている、ということもあると思います。
一方で、そういう背景を使う人たちがどこまで理解しているのか、今はまだ乖離している状態だと思います。だからこそゴルファーの皆さんには、進化した道具の使い方を受け入れて欲しいんです。ただ、それを受け入れるには、自分の現状をちゃんと見極めなきゃいけません。それは何かというと、アイアンでキッチリとキャリー差が出ているのか、どのくらいのランが出ているのか、確率がどのくらいなのか。UTを打ったときにキャリーがどのくらい出ているのか。現状を把握できていないと“ハイロフトUT”は上手に使えないでしょう。
ラウンドしているとき、グリーンに向かってキャリーで良いショットをしたときに、ボールがどこに落ちてどのくらい転がったかは確認してほしいんです。ピッチマークから(ボールが)止まってるところまで行けば分かるはず。それが「ショートアイアンだとこのくらい」「ミドルアイアンだとこのくらい」と見ていくと、自分にとって“使える限界”が分かってくるのではないでしょうか。
鹿又芳典
かのまた・よしのり 1968年生まれ。年間試打数2000本超え。全てのクラブに精通するクラフトマン。豊かな知識と評価の的確さで引っ張りだこ。ゴルフショップマジック代表。
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