「6・S」から「5・S」にクラブをスペックダウンしたら”楽”なゴルフを貫け!?
鹿又芳典の“推しクラ” こぼれ話 第1回
もっと“楽”にゴルフをしたいから、思い切ってドライバーのヘッドを替えたし、シャフトのスペックを「6・S」から「5・S」に落とした。それなのに、新調したクラブでコースに行ったら、引っかけ・プッシュのオンパレード。鹿又さん、これってなんでですか?
写真/ゴルフサプリ編集部
私がお客さんにフィッティングをするときに気をつけていることからお話ししましょう。クラブを選ぶときのポイントとして「どういうときに一番良いパフォーマンスが出るクラブの設定にするか?」ということを決めなければなりません。例えば、その人が100%の力で振ったときに良い結果が出るクラブにするのか、60%の力で振ったときに今までの100%に近い結果が出るクラブにするのか。そうすることによって、クラブ、モデル、スペックも全て変わってきます。
クラブをやさしくして「“楽”をしたい」という人が、今まではラウンドのときに80%の力で振っていたのを、50%の力で振ってくれれば(やさしくした)クラブでピッタリ合うはず。だけど「楽をしたい」と言いながら、ゴルフ場に行って80%の力で振ると、合わなくなってしまうのは分かってもらえるでしょう。それはクラブが悪いわけじゃなくて、その人が自分のことを理解できていないだけです。