前傾キープできない人は左手の壁タッチドリルがおススメ!【勝又優美・アマチュアの悩み解決】
JLPGAティーチングプロ・勝又優美が解決してきた「生徒さんから相談が多いゴルフの悩み」Case.05
やさしくてわかりやすい指導で安定した人気を誇る勝又優美プロが、これまでに多く相談されてきたアマチュアのお悩みを披露。その原因と解決策を教えるシリーズ。第5回のテーマはリバーススパインアングル。聞き慣れない人が多いかもしれないが、実はアマチュアにはありがちなバッドムーブで、バックスイングからトップでアドレス時の前傾角度が崩れてしまう症状のひとつ。切り返し以降の対応によってスライスも出ればヒッカケも出るというやっかいな症状だ。
写真/相田克己
Mさんは45歳。ゴルフのキャリアは3年ほどで、まだまだ100を打つことが多いゴルファーです。
ショットで多くミスが出ますが、大抵はヒッカケやチーピンなど左へのミス。ボールがつかまる系のミスで飛ぶため、林に打ち込んだり、最悪OBになることも。打たずしてスコアを崩してしまうパターンです。
スイングの傾向はリバーススパインアングル。スパインアングルのスパインは背骨という意味、アングルは角度なので、スパインアングルとは背骨の角度=アドレス時の前傾角度を指します。スイング中もこの角度を変えずに体を回すことが重要なのは、みなさんご承知のとおりです。
Mさんはこれがリバースしている、すなわちバックスイングで前傾がキープできず後傾気味になっており、同時に早い段階で上体が左に側屈もしていました。