3Wの代わりにちょうどいいかも。 ミニドライバーはドライバーが苦手な人が手を出すべきものじゃない?
石井良介のゴルフ・すべらない話:第27回
石井良介の一面を一人語りという形でお届けする連載企画「石井良介のゴルフ・すべらない話」。第27回は、テーラーメイドやタイトリスト、さらにはキャロウェイも新作を発売しそうなミニドライバーのお話です。
写真/ゴルフサプリ編集部
ドライバーヘッドの大型化が定着して、かれこれ20数年。2008年に上限460ccの規制がかかって以降は「ドライバー=460cc」という頭になっている人も多いと思います。オートマチック感のある大慣性モーメントのヘッドは楽と言えば楽ですが、一方で球の打ち分けができないなど、操作性に不満をもつゴルファーも常に存在しています。
そんな人にとって、ちょっと気になるクラブがミニドライバー。一時代前を彷彿させるヘッド体積が300cc台のドライバーです。正直、僕はこのクラブをミニドライバーと言わない方がいいと思っています。なぜなら使い手を選ぶと思うから。決してやさしくはなく、もっぱら中上級者向け。ドライバーが苦手な人が持ち替えたからといって即問題が解決する、といった類のクラブではありません。
どちらかと言えば、大型ドライバーのちょっと手前あたりのエリアを狙うクラブ。例えばドライバーがこれだけ大型化している状況で、いきなり3Wを持つと急にサイズが小さくなって、ティショットでちょっとデリケートになりますが、そこにミニドライバーがくるとカチッとハマる。昔のブラッシー(2W)とカテゴリーは同じだと思いますが、僕らからしたらそれよりはやさしくて楽ちんです。