風向きだけを気にすればいいってもんじゃない。今どきのゴルフ場での喫煙ルールとは?

知っていると得するルール&マナー

2024/07/17 ゴルフサプリ編集部 真鍋雅彦



世の中の喫煙ルールが厳しくなるとともに、ゴルフ場でも喫煙に関するルールがいろいろ設けられるようになってきました。「もともとゴルフは、酒を飲んでタバコを吸いながらやるもんなんだよ」というような戯れ言は全く通用しません。ゴルフ場の今どきの喫煙ルールと、喫煙ゴルファーの対処法を調べてみました。
写真/ゴルフサプリ編集部

笹生優花の優勝で沸いた今年の全米女子オープン。そのとき、“ゴルファーの喫煙”が、改めて注目されるようになったのをご存じですか?
主人公は、米女子ツアーで2勝を上げている英国のチャーリー・ハル。彼女が、女の子からのサインの求めに、くわえタバコで応じているシーンが、SNS上で拡散されました。「カッコいい」「新鮮!」などの意見もあったようですが、ほとんどは、「少女の前でのタバコはどうなの?」と批判的。ハルも半ば謝罪をするような感じで、「もうすぐタバコを止めるつもりでした」といったコメントをしていました。
この記事を目にして改めて考えさせられたのは、ラウンド中の喫煙について。世の中が喫煙に対して厳しくなっている現在、ゴルフ場ではどういう対処をしているのだろうか?

調べてみると、コースによっても異なりますが、昔と同じように、クラブハウスと茶店、ティーイングエリア周辺以外では“喫煙不可”というのが一般的です。ただ最近は、クラブハウスも屋内の喫煙所はめっきり減り、ほとんどが屋外の一角に設けられているほか、茶店もNGになっているところが増えています。
ゴルフ場が喫煙を嫌うのは、火事の恐れがあるからです。ゴルフ場が丸々焼けたという話しは聞きませんが、タバコのポイ捨てが原因で、ティーイングエリアの芝生が燃えてしまったという事件はときどき耳にします。