「45.75インチのRで重さは289g」、プロより難しいクラブを使ってない!?【石井良介】

石井良介のゴルフ・すべらない話:第33回

2024/07/17 ゴルフサプリ編集部



石井良介の一面を一人語りという形でお届けする連載企画「石井良介のゴルフ・すべらない話。今回も引き続き、ゴルフクラブの長さ・硬さ・重さに関するお話です。「短・重・硬」クラブについての理解を深めていきましょう。
写真/ゴルフサプリ編集部

前々回から紹介しているクラブの“短・重・硬”化。僕がこれに取り組んでいるのは、一般アマチュアゴルファーのクラブ選びにも大きく影響するからです。レッスンの場ではアマチュアの方のクラブをたくさん見る機会がありますが、やはり“長・軽・軟”のクラブを使っている人が圧倒的に多く、“短・重・硬”を使っている人は皆無です。

とりわけ女性ゴルファーは顕著で、“長・軽・軟”一辺倒。“短・軽・軟”もありますが、いずれにしても、みなさん打ちづらそうにしています。それを見て、試しに80グラム台のスチールシャフト(NS850)を8番アイアンに入れ、短く持って何人かに打っていただいたところ、みんな普通に打てました。女性でもそれくらいのクラブを打てるパワーはあるんです。でも、男性に比べるとドンピシャで合うクラブのレンジが狭いので、合わせるのが難しいのだと思います。

男性の場合、クラブがちょっとくらい合ってなくても合わせて打てちゃいますし、男性の方が広い選択肢からクラブを選べるので、間違いが少ないのだとも言えるでしょう。それに比べると女性のシャフトは、L、A、もしくはシニア用くらいしか選択肢がないと思われています。そう考えると、“短・重・硬”化について僕が知識を高めたり経験を増やすことで、アマチュアの方にもっと適切なアドバイスができると考えている次第です。