7番アイアンと8番の間の半端な距離、どうするのが正解? 上の番手で抑える、それとも下の番手で強く打つ?
吉本巧のゴルフギア教室 第62回

7番アイアンで打つと飛びすぎる。8番アイアンだとちょっと足りない。こんな番手間の中途半端な距離、ミスなく安全に運ぶにはどうすればいい? 緻密な解説が好評なプロコーチ・吉本巧プロに正解の対処法を解説してもらった。
ラウンドしていると、どの番手で打ったらいいか迷うことがよくあると思います。いわゆる“半端な距離”が残った時ですが、半端な距離には2種類あります。1つは番手の間の距離。例えば7番アイアンと8番アイアンの中間の距離といった感じ。もう1つはピンまで100ヤード以内の正確性が求められる距離です。
まずは番手の間の距離ですが、この場合の選択肢は2つ。番手を上げて抑えて打つか、下の番手で頑張るか。上の番手で80~90%、下で110%で振るか、といったチョイスですが、統計的に見ると番手を上げて抑えて打った方がミスの確率は低くなります。下の番手で自分の力以上に振ればスイングの確度は低下する一方。また、一度マン振りするとスイングが荒れますから、その後のプレーにとってもよろしくありません。