1球目、OBかも? 暫定球打ったらナイスショット! 1球目のボール、探さなくてもいいですよね?

ゴルフのルールとマナー 暫定球の扱い方をマスターしよう

2025/05/07 ゴルフサプリ編集部 真鍋雅彦



OBゾーンや林に打ち込むことが多いアマチュアは、“暫定球”のお世話になることも多いはず。しかし、意外と知られていないのが、この暫定球の扱い方。暫定球を打つときはどうすればいいかはもちろん、暫定球の有効な使い方をお教えしましょう。

打ったボールがOBゾーンに向かって飛んでいった、または「ロストボールになるかもしれない」と思ったときは、暫定球を打ちます。なぜ暫定球を打つかというと、そのほうが時間短縮につながるから。打ったボールがOBゾーンに入っていたり、見つからない場合は、「打ち直し」となるわけですが、例えばそれがティーショットならば、ティーイングエリアまで戻らなければなりません。その時間の無駄を省くためです。

この暫定球を打つ際は、いくつかの細かいルールがあります。まず「暫定球打ちます!」というように、今から打つボールが暫定球であることを他のプレーヤーに聞こえるように宣言しなければいけません。「念のため、もう1球打っとくね」はNGで、これだと2球目のボールは暫定球とはみなされず、2球目を打った時点で初めに打ったボールはロスト扱いとなります。もし現場に行って、最初の球がセーフの状態でも、暫定球でプレーをし続けなければいけないということです。

また、暫定球を打つときは、球目と見分けが付くボールを使うことも重要なポイント1になります。例えば、同じメーカーのボールを使う場合でも、番号の違うものにするとか、同じ番号のものしか持っていなければペンなどで印を付けるとか。そして、その2つのボールのどこが違うかを同伴競技者に伝えることも大事です。もしもこれをやっていなければ、1つ目のボールの近くに暫定球が飛んでしまい、どちらのボールが暫定球か識別できない場合は、自分に不利な裁定がされる可能性があります。

なお、暫定球を打った結果が、再度、ロストボールやOBの可能性のある場合、新たに暫定球の宣言をして、2つ目の暫定球をプレーすることが出来ます。また必要があれば、同様のプロセスで、3つ目、4つ目の暫定球を打つこともできます。

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