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ゴルフ新理論「グラビティメソッド」|自然な動きが、スイングを良くする

カラダが喜ぶ、グラビティメソッド 第1回

2020/02/22 ゴルフサプリ 編集部

人が本来備わっているバランスセンサーを生かし、スイング中の重心を整える「グラビティメソッド」。再現性を高め、飛距離も方向性もアップするゴルフ新理論を大本研太郎が解説!

大本研太郎
(おおもと・けんたろう)
レッシュプロジェクト・マスター級トレーナー資格を所持し、データと理論に基づくレッスンに定評がある。新理論「グラビティメソッド」で、2018年PGAティーチングアワード最優秀賞。「GPC恵比寿」主宰。1974年生まれ。

人間のバランスセンサーを生かせば再現性は高まる

ティーチングプロの大本研太郎です。今回から私が構築した理論、「グラビティメソッド」について紹介します。「グラビティメソッド」には、1.バランス脳の構築、2.イメージ脳の構築、3.スイング(パッティング)脳との連動の3大要素があるのですが、今回は特にバランス脳の構築についてお話します。

まず、我々が意識しなくても、常に脳のバランスセンサーから信号が送られて、人間は均衡を保とうとします。これが、人間に本来備わっているバランス感覚です。

反対に、バランスを崩してしまうと、崩れたバランスを修正しようという動きが働きます。例えば、頭が前に出て、体重がツマ先寄りにかかると、腕は無意識に後ろに引けます。なんとか均衡を保とうと、体が反応して動くのです。これらは皆、脳のバランスセンサーの働きです。

このバランスセンサーを生かし、スイング中のバランスを保つことで、再現性を高め、パフォーマンスを向上するのが「グラビティメソッド」です。

バランスが崩れると、手足は勝手に動く

重心バランスが崩れると、人間の体は自然とバランスを取ろうとする。では、スイング中にバランスが崩れたとしたら?もちろん体はバランスを取るために、反応する。

頭が前に出ると、重心はツマ先寄りになり、腕は均衡を保とうとして、無意識に後ろに向かおうとする。

カカトに体重がかかりすぎると、腕は前に出て均衡を保とうとする。手足が勝手に動くと、スイングの再現性は悪くなってしまう。

重心がツマ先寄りだと、インサイドに上がる

ツマ先重心だと、均衡を保つために腕は後ろにいこうとする。その結果、バックスイングはインサイドに上がりやすく、フォローでは左ヒジが引けやすくなる。

重心の揃った構えが、自然に良いスイングを生む

では、実際にスイングの話に当てはめてみましょう。

たとえば、前傾が深すぎて体重がツマ先よりにかかっている場合。体が自然と重心バランスをとろうとした結果、バックスイングでクラブをインサイドに引きすぎてしまいます。これは、均衡を保つために、腕が体の後方にいこうとするからです。フォローについても同じことが言えて、アマチュアに多いインパクトから左ヒジが引けてしまう動きも、体が均衡を保とうとして起きる動きです。

またスイング中は、遠心力が働き、クラブが引っ張られる力が発生します。多くのアマチュアの方は、身体の能動的な動きに囚われすぎて、この慣性による物理的な力の影響を無視してしまいがちですが、良いバランスを保ちながらスイングするためには、クラブに引っ張られる力と拮抗させる力が必要です。この拮抗させる動きのことを、重心のカウンターバランスと呼んでいます。

「グラビティメソッド」では、重心が整ったいいアドレスをつくり、それによって自然と手の位置、クラブの位置が決まることを理想としています。手先などの末端部に意識がいかない分、調子の波が少なく、再現性の高いスイングになります。

次回からは、実際にいいアドレスの作り方を紹介していきましょう。

再現性の高いスイングに必須なのは、『重心と力のバランスがとれた自然な動き』

クラブの遠心力が向かう力に拮抗する力、カウンターを入れる

ハンマー投げのように、クラブとは反対への力を加えることで均衡が取れる。拮抗させる力のことをカウンターと言う。バックスイングでは左足カカト方向への力、フォローでは右足カカト方向への力を遠心力と拮抗させることでスイング中のバランスを保つ。

バックスイングでは右前方、フォローでは左前方へ体が引っ張られる

クラブの遠心力に対してカウンターを入れないと、姿勢を保てず、バランスを失ってしまう。バックスイングでは上体が起き上がり、フォローでは身体が前のめりになったりする。

GOLF TODAY本誌 No.555 77〜78ページより


カラダが喜ぶ、グラビティメソッド ―Season1―

 第2回(次回)へ

【シリーズ一覧】カラダが喜ぶ、グラビティメソッド ―Season1―
第1回 人間にとって『自然な動きが、スイングを良くする』
第2回 アドレスは50:50が正解!
第3回 スイングのイメージは、パッティングから作る
第4回 20ヤードのアプローチをフルスイングにつなげる
第5回 回転運動のアプローチから時間差のあるフルスイングへ
第6回 「振る」でも「返す」でもない腕は「ネジる」が正解
第7回 遠心力を管理すれば、フルショットが安定する
第8回 お尻を抜いたアドレスがパットの成功率を高める

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