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スライスよ、さらば!2023モデルの「BIG BERTHA」はスコアアップに大貢献してくれそうだ!

BIG BERTHA シリーズをいち早くコースで打ってちょっとビックリした!ロマン派ゴルフ作家が検証する!

2023/07/12 ゴルフサプリ編集部 篠原嗣典

飛んで、安定して、止まって、BIG BERTHAなら全てがハイレベルにできちゃう!

BIG BERTHA

「BIG BERTHA」シリーズのクラブをコースで打った。

BIG BERTHA ドライバー

打ってみて、わかった基本的項目をまとめる。

● 打音打感:音量はちょうど良く、音質は鞭系で締まった音。打感は軽め、芯感はしっかり。
● 弾道スピン:高弾道。曲がりにくい。少し捉える挙動がある程度のドローバイアス。
● 飛距離:平均補距離は225ヤード、最高飛距離ホール235ヤード、キャリーで飛ぶ。

BIG BERTHA アイアン

打ってみて、わかった基本的項目をまとめる。

● 打音打感:音量はやや控えめ、音質は鞭系と硬質のミックス。打感は軽めもしっかり感あり。
● 弾道スピン:かなり高弾道。低めの球も打てる。スピンはぶっ飛び系としては効きが良い。
● 飛距離:ぶっ飛び系の中でも飛ぶほうに分類される。ミスヒットにも強い。距離感出せる。

BIG BERTHA フェアウェイウッド

これも素晴らしかった。やさしくなっているフェアウェイウッドは、飛距離性能が犠牲になりがちだが、15度で普通の長さの3番で、飛ぶほうに分類されるクラブと同等に飛んだ。

このスプーンが、生涯最高だと評価するゴルファーもいると想像できるほど素晴らしい。

BIG BERTHA ユーティリティ

ユーティリティも良いクラブだ。まず、球が拾いやすく上がる。飛距離はロフト通りだが、転がり過ぎず、グリーンを直接狙って止められるユーティリティに仕上がっている。こういう性能のユーティリティは市場に少ないので、注目すべきだ。構えたときの癖のなさも高得点である。

まとめ

BIG BERTHA ドライバー」は、右にすっぽ抜けるミスに悩んでいるゴルファーを助けてくれる機能は感じたが、スライス防止よりも、高弾道で安定して飛ばすことができるドライバーとしての完成度を讃えたい。

大きなヘッド、大きなフェース。安心して振り抜けば、あとは勝手にクラブがやってくれる。オートマチックでで高機能なドライバーになっている。

BIG BERTHA アイアン」が今回のラインアップで、最も高得点を叩き出したクラブだ。(どれも素晴らしいデキなのだが)

まず、飛距離性能が素晴らしい。ぶっ飛び系よりも番手によっては飛ぶ。そして、普通に打つと高弾道。狙ってそれを越える超高弾道も打てる。面白いことに低めのボールも打てる。その結果、距離感を作ることも可能だった。ぶっ飛び系アイアンで飛距離が出るアイアンとしては、現在の市場にあるクラブの中でスピンが効くのも1番だと感じた。

個人的に唯一残念だったのは、5番と6番のグース度合いが強する点。スライスを押さえ込んでくれるので性能的には素晴らしいのだが、もう少しグース度合いが弱ければ、と感じてしまった。

こんなゴルファーに打ってみてほしい

前モデルの「BIG BERTHA」シリーズは、過去の遺産を整理するようなチャレンジングなクラブだった。それは面白かったし、それなりの評価を得た。2023年、生まれ変わった「BIG BERTHA」は、キャロウェイらしさを出しながら、癖が強くなりすぎないようにしつつ、機能を最大に発揮できるようにしたラインアップになっている。

かつてブンブン振り回していたのに、今は普通のゴルファーになった人たちが、もう一度ベストスコアの更新を狙って使うのがこのシリーズのクラブだ。本当に良くできていて、素晴らしかった。

キャロウェイファンで、「BIG BERTHA」という伝説を知っているゴルファーには、素通りせずに打ってみて欲しい。飛ばしを諦めたくないゴルファーを救い、ベストスコア更新への挑戦を後押ししてくれる、新しい「BIG BERTHA」にエールを送りたい。

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篠原嗣典

篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家。1965年生まれ。東京都文京区生まれ。板橋区在住。中一でコースデビュー、以後、競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れる青春を過ごして、ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、2000年にメルマガ【Golf Planet】を発行し、ゴルフエッセイストとしてでビュー。試打インプレッションなどでも活躍中。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。


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