理想のフェースローテーションができて球がラクにつかまる5STEPドリル|重田栄作のドリルシリーズPart3
《全5回》第3回
「飛ばしたい」と力が入るほど、その思いに反して弱々しくペラペラ〜と右方向へ飛んでしまう球。飛距離はでないし、かっこ悪いし、恥ずかしいし……、そんな惨めなゴルフとは、スッキリおさらば!ビシッと球がつかまってプラス30ヤードを実現できる「5つのステップドリル」を紹介。STEP1からSTEP5まで、段階を踏んでマスターすれば、効率よく&カッコよく飛ばせる理想のフェースローテーションが手に入る!
STEP3 大胆なローテーションが不可欠な状況で打ち、STEP1、2で覚えた動きを体に叩き込む!
インテンショナルフックを打つと、自然と手首の動きが大胆になるから返す動きがわかりやすい!
STEP1、STEP2ではティアップした球をハーフスイングでとらえる練習をしました。もっともフェースが返りやすいサンドウェッジ(SW)からスタートすることで、確実に手首を返してヒットする感覚がしっかりつかめたはずです。STEP3では肩から肩までのスイングでこの感覚を体に叩き込みます。
使用するクラブはSW、7番アイアン、ドライバーの3本。右足を半歩引いて立ち、インテンショナルフックで球を左に飛ばしてみましょう。右足を下げることでインサイドからクラブが入りやすくなり、フック系の球が出やすい状況ですが、フェースが返らなければそのまま球は右方向へすっぽ抜けるので、自ずと大胆なフェースローテーションが必要に。結果、手首を返す動きを実感しやすいというわけです。
右手でドライバーの真ん中を持ち、「開いて閉じて」をくりかえすストレッチをすると、右腕がスムーズに返ります。ドライバーで打っても左方向に球が出るようになれば、完璧です!
クローズに立ち、スタンスに沿って振るのが正解だが、このままだと右にプッシュアウトしてしまう。
だから大胆なローテーションが必要
腕の返りがスムーズになるおすすめストレッチ
クラブの真ん中を持って、「開いて閉じて」を繰り返そう。
クラブの真ん中を握って上下にひっくり返すと、上腕を回転させる動きを体感できる。この感覚を覚えれば手首がスムーズにローテーションしてフェースもしっかり返る。
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STEP4に進みましょう!!
重田栄作
1968年6月18日生まれ。神奈川県出身。ジャンボ軍団・金子柱憲の専属キャディで4勝に貢献した後、2003年にプロテスト合格。2007年より山梨アーバングリーン八田でレッスン開始。現在は関東ゴルフ連盟チームKGAジュニアのコーチを務める傍ら、アマチュアからプロまで幅広くレッスン活動を展開中。
取材協力・ヴィンテージゴルフ倶楽部(山梨県)
GOLF TODAY本誌 No.544 53ページ〜より
■理想のフェースローテーションができて球がラクにつかまる5STEPドリル
- STEP1 フェースの返りやすいサンドウェッジで正しいローテーションを確認する
- STEP2 フェースが返りにくい長いクラブで返す動きにTRY
- STEP3 大胆なローテーションが不可欠な状況で打ち、STEP1、2で覚えた動きを体に叩き込む!
- STEP4 スタンスを普段のドライバーショットの足幅に広げてショット。ただし、いきなりフルスイングは×!
- STEP5 仕上げはフェースターンの大敵、“右に残る”を強力ブロック。