理想のフェースローテーションができて球がラクにつかまる5STEPドリル|重田栄作のドリルシリーズPart2
《全5回》第2回
「飛ばしたい」と力が入るほど、その思いに反して弱々しくペラペラ〜と右方向へ飛んでしまう球。飛距離はでないし、かっこ悪いし、恥ずかしいし……、そんな惨めなゴルフとは、スッキリおさらば!ビシッと球がつかまってプラス30ヤードを実現できる「5つのステップドリル」を紹介。STEP1からSTEP5まで、段階を踏んでマスターすれば、効率よく&カッコよく飛ばせる理想のフェースローテーションが手に入る!
STEP2 フェースが返りにくい長いクラブで返す動きにTRY
フェースの返りやすいサンドウェッジで正しいローテーションを覚えたら、段階を踏んで番手を上げて確実に身につけよう!
ドライバーで球をつかまえるには、フェースローテーションが欠かせません。その正しい動きをつかむためにステップ1では、フェースの返りやすいサンドウェッジでまず球をつかまえる練習をしましたが、ステップ2では、そのサンドウェッジでつかんだ感覚を長いクラブに落とし込みます。
ステップ1と同様に、足と閉じて立ち、9時から3時までのハーフスイングで球を強く飛ばすイメージでとらえます。クラブが長くなってロフトも立つぶん、球の飛ぶ方向は多少右でもOK!
7番で球がセンター方向へ集まってきたら、いよいよドライバーに持ち替えて挑戦です。右手と左手が入れ替わる動きを確認しながら、しっかりと手首を返してフェースをローテーションさせる動きを体に叩きこみましょう。
7番で打てるようになったら、いよいよドライバーでTRY。
ヘッドが返りやすいサンドウェッジに比べ、クラブが長くなると足をそろえた状態で球をつかまえるのは難しい。手の返し具合と球の飛び出し方向を把握しながら練習してみよう。7番ならセンターからやや右まで、ドライバーはもう少し右に球が飛び出しても大丈夫!
《右手と左手を入れ替える動きを意識しよう》
クラブが長くなるとロフト角が減り(ロフトが立った状態)、ギア効果で自然とヘッドが返る動きは弱まる。意識的に右手と左手を入れ替えよう。
《右腕をしぼるように使うと◎》
《実はこの動き、多くのスポーツに共通している!》
右手親指が下にくるように、右腕を内側へと回す動き=フェースを返す動き。実はこの動きは、テニスやバレーボール、野球でボールを投げるときなど、パワーと正確性を生み出す原動力をなっている。
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STEP3に進みましょう!!
重田栄作
1968年6月18日生まれ。神奈川県出身。ジャンボ軍団・金子柱憲の専属キャディで4勝に貢献した後、2003年にプロテスト合格。2007年より山梨アーバングリーン八田でレッスン開始。現在は関東ゴルフ連盟チームKGAジュニアのコーチを務める傍ら、アマチュアからプロまで幅広くレッスン活動を展開中。
取材協力・ヴィンテージゴルフ倶楽部(山梨県)
GOLF TODAY本誌 No.544 53ページ〜より
■理想のフェースローテーションができて球がラクにつかまる5STEPドリル
- STEP1 フェースの返りやすいサンドウェッジで正しいローテーションを確認する
- STEP2 フェースが返りにくい長いクラブで返す動きにTRY
- STEP3 大胆なローテーションが不可欠な状況で打ち、STEP1、2で覚えた動きを体に叩き込む!
- STEP4 スタンスを普段のドライバーショットの足幅に広げてショット。ただし、いきなりフルスイングは×!
- STEP5 仕上げはフェースターンの大敵、“右に残る”を強力ブロック。