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女子ゴルフ「黄金世代」スイングの核心見直しレッスン|原英莉花

2019/03/08 ゴルフトゥデイ 編集部

2019年も活躍すること間違いなし、1998年生まれの黄金世代。彼女たちの得意クラブでラウンド中でも見直せる速攻スイング見直し法をアドバイスしてもらった!これでスコア80台も間違いない!

今回は、原英莉花のスイングの魅力を横田英治に解説してもらった。


原英莉花(フリー)
1999年2月15日生まれ。神奈川県出身。昨年プロテスト合格。ステップアップツアーでは出場試合2試合で2勝と脅威の勝率100%。12月に行われた新人戦でも優勝し、2019年のレギュラーツアー初優勝へは準備万端。


解説:横田英治

Part1〜3の3名のレッスンポイントは、原英莉華のスイングにも当てはまるのか?

PART1〜3までのレッスン内容をおさらい

チェック①:勝みなみセオリー『ジャンボメゾットで 右手をより有効に使える。』

勝さんの言うような、ストンと肩を落としたところにアドレスをすると言うことは、基本的にできていますね。

ただ、彼女の師匠であるジャンボさんは、右手の動きを重要視しています。

なので、彼女の右手のグリップの握り方は下からではなく、真横から握っています。これは右手をより強く、有効に使うためだと考えられます。

チェック②:新垣比菜セオリー『下半身の粘りと上半身の捻転の深さは100点満点!』

下半身が開かずにしっかりと我慢できているのと、肩がしっかりと回転しているので、トップでかなり右太もも外側にパワーが溜まっていると思います。

ここまでの粘りと捻転の深さを女性が目指そうとすると、クラブが垂れてしまったりしてしまい、逆にバランスを失ってしまうのですが、彼女はそこを筋力で上手くカバーしていますね。

チェック③:小祝さくらセオリー『肩は目標方向にスクエアでOK!』

アドレスでの肩の向きというのは、アマチュアが最も陥りやすいミス。

両手のヒラを合わせるようにクラブを持てればこのようなミスは起こらないが、ゴルフは基本的には右手を下にグリップするので、何も考えずに握ると右ヒジや右肩が前のめりに出てしまうのです。原はもちろんできています。

ここができない人は間違いなくプロになれないでしょう。

原英莉花のスイングの魅力はスイングアークの大きさ!

彼女のスイングの最大の魅力は、スイングアークの大きさ。生まれ持った身長の高さもプラスして、さらなる遠心力を生み出せていると思います。

女子プロで大きなアークだと、どこかに粗さが出てくるのですが、彼女にはそれがない。あのスイングを自分でコントロールできているという点にも感心します。

その大きなアークを生み出しているのが、ダウンスイングでのクラブの動きです。ダウンスイングであんなに体の近くにクラブを近づけられる選手はいません。

それが出来るのは、彼女の筋力のバランスの良さでしょう。最大のパワーをボールに伝えるためには、パワーを小さく凝縮してから解放させることが必須です。まさしく、彼女のスイングのことと言えるでしょう。

クラブヘッドと頭の距離が最大になる。このフォローが遠心力で飛ばせている証拠。

GOLF TODAY本誌 No.560 34〜35ページより

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