ジョーダン・スピース × ジャスティン・トーマスのスイングを連続写真で解析|ブレないアイアンは右手で作る!!
連続写真「世界の名手、マネるならココ!」|ジョーダン・スピース × ジャスティン・トーマス編
切れ味鋭いアイアンショットを放つ本場PGAツアーのトッププロたち。体格もパワーもアマチュアの参考になりそうもない……。「いや、アイアンの精度を上げるのに誰でも学べるポイントはあります。それは右手の使い方」と森守洋プロは言う。さあ、連続写真でチェックしてみよう!
今回はジョーダン・スピースと、ジャスティン・トーマスのスイングを森守洋プロに解説してもらう。
●連続写真「世界の名手、マネるならココ!」
・タイガー・ウッズ編
・トミー・フリートウッド × ローリー・マキロイ編
・ブライソン・デシャンボー編
・ブルックス・ケプカ × ダスティン・ジョンソン編
・ジョーダン・スピース × ジャスティン・トーマス編
・マット・クーチャー × トニー・フィナウ編
・リッキー・ファウラー編
ジョーダン・スピース × ジャスティン・トーマスのスイングのポイント
右手首の角度キープでラインを出す
若くして世界ランク1位を獲得したライバルの2人。
左利きで右打ちのスピースは、左手主導。フォローで左ヒジが抜けて見えますが、たぐり込む引き付けと外旋の動きが強いからです。この動きに合わせて、左手をウィーク気味に握っています。
トーマスはアップライトに振り、体格以上のパワーを発揮しています。このタイプには左サイドが詰まってフックしやすい傾向がありますが、トーマスは左サイドのかわし方がすごく上手い。左腰を鋭く切りますが、短いアイアンでは左カカトが少し浮くぐらいでスムーズにターンしています。
共通点は、インパクトでの右手首の角度のキープ。フェースコントロールの要です。
ジョーダン・スピースのスイング連続写真
ジャスティン・トーマスのスイング連続写真
解説/森 守洋
陳清波に師事してダウンブロー技術を学び、独自のスイング論を構築。男女ツアープロのコーチングを行うとともに、最新スイング研究を継続中。
GOLF TODAY本誌 No.565 52〜67ページより