マット・クーチャー × トニー・フィナウのスイングを連続写真で解析|ブレないアイアンは右手で作る!!
連続写真「世界の名手、マネるならココ!」|マット・クーチャー × トニー・フィナウ編
切れ味鋭いアイアンショットを放つ本場PGAツアーのトッププロたち。体格もパワーもアマチュアの参考になりそうもない……。「いや、アイアンの精度を上げるのに誰でも学べるポイントはあります。それは右手の使い方」と森守洋プロは言う。さあ、連続写真でチェックしてみよう!
今回はマット・クーチャーと、トニー・フィナウのスイングを森守洋プロに解説してもらう。
●連続写真「世界の名手、マネるならココ!」
・タイガー・ウッズ編
・トミー・フリートウッド × ローリー・マキロイ編
・ブライソン・デシャンボー編
・ブルックス・ケプカ × ダスティン・ジョンソン編
・ジョーダン・スピース × ジャスティン・トーマス編
・マット・クーチャー × トニー・フィナウ編
・リッキー・ファウラー編
マット・クーチャー × トニー・フィナウのスイングのポイント
アーリーコックならベタピンが狙える
身長190㎝を越える2人ですが、ショートアイアンの精度が高い。飛ばし屋フィナウと飛ばないクーチャーには、右手の動きに共通点と相違点があります。
共通点は、手元が右腰の高さをすぎたところから右ヒジのたたみでコックがスッと入ること。余分な身体の動きを抑え、切り返しが安定します。右手首のヒンジングによりタメも効くので、スピンもよくかかり、飛距離も落ちません。
ただ、クーチャーはフォローでも右腕を伸ばしません。左腕も右手の強い動きを受けていないので、引けるように抜けています。これが飛ばない要因です。
フィナウはフォローで左腕がたわんでいますが、右腕がしっかり伸び、左腕もそれを受けています。
マット・クーチャーのスイング連続写真
トニー・フィナウのスイング連続写真
解説/森 守洋
陳清波に師事してダウンブロー技術を学び、独自のスイング論を構築。男女ツアープロのコーチングを行うとともに、最新スイング研究を継続中。
GOLF TODAY本誌 No.565 52〜67ページより