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パーオン率を上げる!!アイアンドリル|ゴルフ上達練習方法

方向が狂い出したらアドレスチェックを忘れずに!

2021/01/04 ゴルフサプリ編集部

アイアンは狙ったターゲットにボールを運ぶためのクラブ。パーオン率を上げるには、方向と距離の両方の正確性が要求される。まず正しいアドレスが作れているかを再チェックしよう。正しいスイングをマスターするためのドリルも紹介。

[目次]

スイング 作りもいい けど……「アドレスを作る」練習が一番大事です!!

スクエアに構える練習を積み重ねよう

P O I N T
スクエアに立って構える感覚を正しく理解する
マットの向きに沿って構え、ボールを打ち続けるだけの練習では効果が薄い。5球のうちの1球はボールの後ろから飛球線をイメージし、アドレスを正しく作ることを心がけよう。スクエアに構えたときは、体が少し開いて見えることも理解しよう。

スクエアに構えて目標方向を見たとき、左肩がやや開いて見える。体が左を向いているように感じて左肩を目標に向けようとすると体が右を向くので注意。

ドリル1|ターゲット意識を常に持つ!

P O I N T
飛球線の外側に壁をイメージ
飛球線は通常はラインのイメージですが、飛球線のすぐ前に大きな壁があると考えましょう。すると手を壁に当てないように、クラブをインサイドから下ろし、インサイドに振り抜きやすくなります。

C H E C K
飛球線に対して腕を正しく振れたらOK
飛球線は通常はラインのイメージですが、飛球線のすぐ前に大きな壁があると考えましょう。すると手を壁に当てないように、クラブをインサイドから下ろし、インサイドに振り抜きやすくなります。

ドリル2|右や左を向いて練習しよう

マットの向きに惑わされるとミス発生
マットの向きと違う方向を向くとマットのラインが視界に入り、違和感が生じてしまいがち。右を向いて構えると左に引っ張りたくなるし、左を向くと右に振ろうとしてフェースが開きやすい。

飛球線のイメージをどれだけ高められるかがカギ。ボールの近くにスパットを設定するといい。

C H E C K
マットの向きのラインに惑わされずに打てたら合格!
マットの向きと違う方向を向いても、同じスイングを再現できるようになるのが本当の上達練習法。コースに出たときも自分の打ちたい方向を決めて飛球線を明確にイメージでき、正確なアイアンショットが打てる。

アイアンの精度アップには"軌道"と"入射角"が カギ!!コレでパーオン率が劇的に上がる!

ドリル3|軌道を整えたい人はボールを3個斜めに並べよう!!

アウトサイドインに振れないような環境を作ることで軌道を簡単に修正できる。軽いインサイドアウトの軌道で打つのがベストだ。

P O I N T
間違った軌道で振れない環境を作って練習する
視覚的な感覚を利用してスイングの軌道を修正する練習です。上から打ち込む意識が強いためにアウトサイドインのカット軌道になりやすい人は、ボールをその軌道で振れないようにボールを3個並べましょう。極端なインサイドアウト軌道になる人も同じ要領で練習しましょう。

アウトサイドインの軌道を修正したい人は、このようにボールを3個並べて真ん中のボールを打つ。ただし、極端なインサイドアウト軌道でもダメ。

アウトサイドインの軌道になっている人は、手前側のボールに当たってしまう。

C H E C K
30球くらい打ってほぼ真っすぐ飛ぶようになればOK!

インサイドアウト軌道の修正なら、このようにボールを3個並べるといい。
極端なアウトサイドイン軌道はNG。ストレートに近い軌道でとらえよう。

すくい打ちになる人は、手前側のボールに当たりやすい。

ドリル4|チョークで線を引いてダフリの矯正練習

P O I N T
線よりも内側から入れるイメージでダフリを解消
ボールの10センチ後方に縦の線を引き、クラブを線の内側から下ろす練習です。アドレスの視覚によって上からとらえやすくなりますが、鋭角に打ち込みすぎるはNGです。20~30球くらい練習するとダフリ病が直ります。

C H E C K
やや鈍角なダウンブローに打てたらOK

線の外側から下ろさないという意識を持てばダウンブローにとらえやすい。コースでもつねにこのイメージを持つとダフリを防げる。

フェースが開いたりかぶったりすると、クラブヘッドが線の右側に当たりやすい。

ドリル5|ハイティアップ練習でクラブの入射角を安定

C H E C K
ハーフトップが打てたらOK

やや低い角度で打ち出す意識を持とう。
フェースの芯に当てやすくなる。

上から打ち込んだり下からすくい上げたりすると、ボールの下のティを打ってダルマ落としになる。

P O I N T
ボールをレベルにとらえる感覚をつかむ
高くティアップし、ボールだけをクリーンにとらえる練習。クラブヘッドを鈍角に下ろし、鈍角に振り抜くイメージで打ちましょう。高度な練習ですが、30~40球打ち、クラブヘッドがゴムティに当たらなくなれば合格です。

指導者

町島久晴
まちじま・ひさはる。1968年生まれ。2007年プロ入会。地元の茨城県を拠点に多くのアマチュアを指導。聴覚障害者のゴルファーにも手話でレッスンを行なっていることで評判のティーチングプロ。


協力/サザンヤードカントリークラブ

GOLF TODAY本誌 No.566 54〜55ページより

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