フェアウェイウッド&ユーティリティ練習ドリル|ゴルフ上達練習方法
FW&UTは入射角が命 ヘッドを上から入れよう!
飛距離が欲しいフェアウェイウッドとユーティリティではボールを上げようとしたり、ボールをつかまえようとヘッドを上から入れてカット軌道になりがち。とっておきのドリルでこれらのエラー動作を削除しよう!
ヘッドの"入れ方"と"出し方"を整えるフェアウェイウッド練習ドリル
ドリル1|「ガムテはがし」ドリル
5センチくらいに切ったガムテープの片方を折り曲げ、ボールの打ち出し方向のマット上に貼る。
ヘッドが上から入ればガムテープに触れるが、すくい打って下から入ると触れない。
ボールを打ったあとにガムテープがヘッドにつけばOK。
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ガムテープがリーディングエッジに貼りつけばOK!
ヘッドが上から入ってボールをとらえると、リーディングエッジがガムテープの折り曲げ部分に触れる。そのままヘッドが低く動くと、はがれたテープがヘッドにつく。
ちゃんと当たると貼りつきます!
ドリル2|イントゥイン軌道に誘導する「ボールの先 タオル置き」ドリル
ボールの先にクルクル巻いて真っすぐに伸ばしたタオルを置く。2~3センチ高さを出すのがキモ。
軌道がアウトサイドインだとボールの右側、インサイドアウトだとボールより左側のタオルにソールが当たる。
ドリル3|「''出球''を揃える」ドリル
ボールを飛ばしたい方向の30~40センチくらいのところにボールマーカーを置いて打つ。
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出球がマーカーの方向に飛べばOK!
強振しなくてもいいので、出球がマーカーの方向に飛んでいるかをチェックしながら打つ。ゆっくり振っても出球が左右に散ったらハーフスイングで練習。
フォローでヘッドがインに入ってくるとマーカーの方向に真っすぐ打ち出せる。
カット軌道(左)やボールを上げようとする(右)とマーカーの方向には打ち出せない。
ミート率がアップして飛ぶようになるユーティリティ練習ドリル
ドリル4|ゆっくり振ってハンドファースト感覚をつかむ「スプリットハンド」ドリル
すくい打ちや、ボールの頭を叩くミスをなくすドリル。少しでも下からすくうとボールに当たらないどころか空振りする。
両手の間隔を空けてグリップ。
コブシ1個分くらい空けよう。
右手がかなり下になるので、アドレスでは左腕をたるませておく。
左手を下にし、テークバックからバックスイングで肩を回す。
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空振りせずに打てるようになればOK!
ダウンスイングで手首が解けるとインパクトでヘッドが届かずに空振りする。ゆっくり振ってハンドファーストに当たる感じを体得する。
ドリル5|前傾キープで正しいインパクト「パンチショット」ドリル
「インパクトで終わり」のイメージでスイング。
スイング中、前傾角度が崩れなければひどいミスにはならない。パンチショットでボールをとらえられれば前傾角度がキープできている。
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ヘッドが浮かずにインパクトできればOK!
手でクラブを上げ下ろしするとダウンで手首が解けて体が起き、体が伸びて打ち込めない。正しく打てれば前傾キープでインパクトできている。
ボールに向かって手首をリリースする(右)ことで正しいパンチショットが打てる。
指導者
勝又優美
LPGAティーチングプロ。「ゴルフを通じてたくさんの人に笑顔を!」をモットーに、有楽町ビームス&ウィンズステーションなどでレッスン活動を展開するほか各種イベントやメディアでも活躍中。
協力/有楽町ビームス&ウィンズステーション、KEN HORIO GOLF ACADEMY
GOLF TODAY本誌 No.566 50〜51ページより
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