3パットがなくなるパッティングドリル|ゴルフ上達練習方法
体で打てれば距離感が出て方向性もよくなる!
パットのポイントは距離感と方向性だが、両立させるには安定したストロークが必要。それを実現させるのが体を使って打つこと。手打ちをなくしつつ距離感と方向性を磨こう。
まずは手打ちをなくしてストロークを安定させよう!
ドリル1|[棒挟み]ドリル
両ワキそれぞれに細い棒を挟んで固定。先端部の間隔が変わらないようにストロークの動きを行う
C H E C K
先端の間隔が変わらなければOK!
ワキが締まって体が動いていれば棒の先端の間隔が変わらない。実戦のパットではこの先端の動きをイメージし、体を使ってストロークする。
ストロークではヒザを使わない。
アドレスの形のまま体を左右に動かす。
鏡を見ながらやる場合、ヒザをチェック。
ヒザが動いて歪んでいたらアウト。
ドリル2|[X(エックス)]ドリル
シャフトをクロスさせます!
2本のシャフト(棒でも可)を両ワキに挟み、グリップのところでクロスさせるように持つ。
シャフトでできる三角形の面が、ほぼ平行な形で左右に動けばOK。
C H E C K
シャフトでできる三角形の面を歪ませない!
シャフトでできる三角形を面と考え、面の向きが変わらないよう左右に振る。こうすると手打ちにならず目標に向かって真っすぐに打ち出せる。
手を使ってストロークすると三角形の面がテークバックで右、フォローで左を向く。
ドリル3|[ルーティン]ドリル
30秒以内がいいリズム
C H E C K
30秒以内で打てるようになろう!
最終確認から打つまでプロは概ね30秒以内。これを目安に長すぎず、急がないルーティンを身につける。
ラインは読み終えていると仮定し、アドレスに入ってから打つまでを30秒以内で収める。
"方向性"も"距離感"もよくなる3つのドリル
ドリル4|[わざとカップの左右に外し続ける]ドリル
(右)外し続けるのは意外と難しい。ショートパットから徐々に距離を伸ばしてトライ。 (左)カップの右に外し続ける。カップインしてしまう人はヒッカケるクセがあるかも。
C H E C K
カップインさせずに10球打つ!
パットの方向性=狙ったところに打つこと。カップインの誘惑に負けることなく、カップの左右に設定した目標に向かって打ち続ける。
ドリル5|[強弱2つのタッチでカップイン!]ドリル
下りのパットではこのタッチが役に立つ。
C H E C K
ショート、オーバー厳禁。
交互に打って10球連続沈める
手前からトロトロとコロがって入れるタッチと、奥の土手にガツンと当てて入れるタッチを交互に行う。同じラインを違ったタッチで沈めることで距離感が養われる。
強めに打ちたい上りのパットで役に立つ。
ドリル6|[トップでストップ]ドリル
トップで一旦停止!
テークバックしたらトップでヘッドを止め2~3秒したら打つ。
ヘッドや腕の慣性を使って打つと芯にも当たりやすくなる。
手首を使って打ったらアウト。
両腕の重さを使うと安定感が増してパワーロスも防げる。
C H E C K
ヘッドと腕の重さを使って打つ
トップで止めたらヘッドと腕が戻ろうとする動き(慣性)を使ってインパクトへ。軌道のブレやパワーロスがなくなり芯にも当たりやすくなる。
指導者
石井 忍
名門日大ゴルフ部出身で1998年にプロ転向。コーチに転身後はプロ、アマ問わず、プレーヤーの持ち味を生かしたレッスンで人気を博す。「エースゴルフクラブ」(千葉県、東京都)主宰。
協力/エースゴルフクラブ
GOLF TODAY本誌 No.566 62〜63ページより
●ゴルフ上達練習方法
・芯を喰って飛ばす!!ドライバードリルゴルフ
・フェアウェイウッド&ユーティリティ練習ドリル
・パーオン率を上げる!!アイアンドリル
・目指せ寄せワン!アプローチドリル
・3パットがなくなるパッティングドリル