ゴルフスイング新常識|下半身リードが正しいと言われる理由とは?
カリスマコーチ、大本研太郎プロによる新常識レッスン
トップまで上げたら、切り返しで下半身リード。それがこれまで多く言われてきたゴルフスイングのセオリーだ。しかし、「下半身リードのイメージは危険」と、大本研太郎プロは指摘する。大本プロが推奨するのは、カラダがバランスよく連動する「上半身リード」。
それでは、下半身リードが正しいと言われる理由とは?
[目次]
■下半身リードは誤解だった!?『上半身リード』のススメ【ブレイクスルー①|大本研太郎】
・リッキー・ファウラーのスイング解析
・下半身リードが正しいと言われる理由とは?
・アマチュアが陥りがちな〝下半身リード〟の2大ミス
・上半身を動かせば、下半身は自然と“連動”する!
・上半身を縦に動かすと下半身は横回転する!
下半身リードが正しいと言われる理由とは?
動きの特性上、ゴルフスイングは下半身リードに見えてしまう!から
アドレスでは、上半身と下半身はほぼ平行
↓
トップから切り返しで、上半身と下半身の捻転差は最大に
捻転差のある状態から回転すると、下半身から動いているように見える
プロのスイングを連続写真などでは、切り返しから腰を先行させて、それに上半身が追随しているように見える。しかし、これはトップで上半身と下半身に捻転差が生まれているため、そう見えてしまう現象。実際には、切り返しのスタートは上半身から行われている。
『上半身リード』にすれば、スイングがスムーズになります
前回のファウラーの注目写真をもう一度よく見てください!上半身から動いているのがわかります。
リッキー・ファウラーもトニー・フィナウも『上半身リード』だった!
大本研太郎
(おおもと・けんたろう)
レッシュプロジェクト・マスター級トレーナー資格を所持し、データと理論に基づくレッスンに定評がある。新理論「グラビティメソッド」で、2018年P G Aティーチングアワード最優秀賞。「GPC恵比寿」主宰。1974年生まれ。
協力/木更津ゴルフクラブ
GOLF TODAY本誌 No.570 30~39ページより
【関連】
・アイアンを上達!打ち方のコツやスイング練習方法をプロが解説
・ゴルフレッスン|ドライバーは“今どき”ダウンスイングで真っすぐ飛ばそう!