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Q. フェアウェイウッドが上手く打てません A.ボールを上げようとしていませんか?|ゴルフ新理論「グラビティメソッド」

カラダが喜ぶ、グラビティメソッド Season3 vol.14

2021/10/04 ゴルフサプリ編集部

カラダが喜ぶ、グラビティメソッド Season3 vol.14

スイング中の重心を整え、再現性を高める「グラビティメソッド」。シーズン3では、ゴルファーの具体的な悩みを解決していきます。今回はフェアウェイウッドにありがちな悩みと、その解決方法について解説します。

GOLF TODAY本誌 No.590 78〜79ページより

Q:フェアウェイウッドが上手く打てません

A:ボールを上げようとしていませんか?

フェアウェイウッドはボールを上げようと無意識に反応しやすい

長いシャフトでロフト角が小さく、地面から打たなければならないフェアウェイウッドは難しい。ゴルファーは無意識にボールを上げようと反応してしまいがち。まず、そのことを認識しておきたい。
長いシャフトでロフト角が小さく、地面から打たなければならないフェアウェイウッドは難しい。ゴルファーは無意識にボールを上げようと反応してしまいがち。まず、そのことを認識しておきたい。
フェアウェイウッドを打った後、こんなフィニッシュになっているとしたら、トップやダフリに悩んでいるはず。
フェアウェイウッドを打った後、こんなフィニッシュになっているとしたら、トップやダフリに悩んでいるはず。

無意識に行うことを、事前に整理しておく

ゴルフにおけるすべてのプレーについて言える重要なことですが、プレーヤーが意識せずにやってしまうこと、つまり無意識にしてしまいがちなことを事前に把握して、意識的にコントロールしたいのです。

FW(フェアウェイウッド)のショットで言えば、それはボールを上げようとしてしまうことです。ロフト角が小さく、シャフトが長く、そしてティアップせず地面からボールを上げなければいけないFWは、どうしても無意識にボールを上げようと右肩が下がったり、当てようとしすぎて右手が伸びてしまったりします。まず、その事を整理しておきましょう。

FWのコツは、低い球を打つイメージを持つことです。重心が深いFWはそれくらいで、結果的にレベルに当たりやすくなります。ヘッドを曲線で動かして、フェースを開閉することで、ソールをうまく使ってナイスショットの確率が高まります。

[フェアウェイウッドのコツ]“曲線”で振れば、ヘッドは刺さらない

フェースが開閉するように、丸く曲線を描きながら振るのがフェアウェイウッドのコツ。広いソールが滑って、ダフったりせずにボールにヒットできる。
フェースが開閉するように、丸く曲線を描きながら振るのがフェアウェイウッドのコツ。広いソールが滑って、ダフったりせずにボールにヒットできる。
  • ボールにヘッドをぶつけようとすると、地面に刺さりやすい。

    ボールにヘッドをぶつけようとすると、地面に刺さりやすい。

  • フェースが閉じながらインパクトを迎えると、ソールが滑って、ダフらずにインパクトできる。

    フェースが閉じながらインパクトを迎えると、ソールが滑って、ダフらずにインパクトできる。

胸が上を向くと大きなミスを招く

フェアウェイウッドはボールを上げようとして、無意識に胸が上を向きがちなので、この動きは特に意識して防ぎたい。
フェアウェイウッドはボールを上げようとして、無意識に胸が上を向きがちなので、この動きは特に意識して防ぎたい。

低い球のイメージで、FWは上手くいく

フェアウェイウッドは重心深度が深いので、スイング中自然に上を向く性質がある。そのため、ダウンブローで低い球を打つくらいの意識で良い。すると、胸が下を向き、股関節が切れ上がるので、レベルブローで当たりや
フェアウェイウッドは重心深度が深いので、スイング中自然に上を向く性質がある。そのため、ダウンブローで低い球を打つくらいの意識で良い。すると、胸が下を向き、股関節が切れ上がるので、レベルブローで当たりやすくなる。

ヘッドは真っすぐ動かそうとしない

真っすぐ打ちたいために、ヘッドを真っすぐ当てようとするのはNG。最下点が手前になりダフりやすく、ボールもつかまりにくい。
真っすぐ打ちたいために、ヘッドを真っすぐ当てようとするのはNG。最下点が手前になりダフりやすく、ボールもつかまりにくい。

大本研太郎

大本研太郎

(おおもと・けんたろう)
レッシュプロジェクト・マスター級トレーナー資格を所持し、データと理論に基づくレッスンに定評がある。新理論「グラビティメソッド」で、2018年PGAティーチングアワード最優秀賞。「GPC恵比寿」主宰。1974年生まれ。


カラダが喜ぶ、グラビティメソッド ―Season3―

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