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Q. 100ヤード以内の距離感が出ません A.シンプルな距離の基準を作りましょう|ゴルフ新理論「グラビティメソッド」

カラダが喜ぶ、グラビティメソッド Season3 vol.15

2021/10/05 ゴルフサプリ編集部

カラダが喜ぶ、グラビティメソッド Season3 vol.15

スイング中の重心を整え、再現性を高める「グラビティメソッド」。シーズン3では、ゴルファーの具体的な悩みを解決していきます。今回は100ヤード以内の距離感の作り方について解説します。

GOLF TODAY本誌 No.591 94〜95ページより

Q:100ヤード以内の距離感が出ません

A:シンプルな距離の基準を作りましょう

SWだけで100ヤード以内を打ち分けるには、繊細なコントロールが必要。不可能ではないがミスを誘発しやすい。
SWだけで100ヤード以内を打ち分けるには、繊細なコントロールが必要。不可能ではないがミスを誘発しやすい。

クラブを持ち替えて距離を打ち分ける

100ヤード以内の中途半端な距離を打ちこなすコツは、出来るだけシンプルにその距離を出せるようにすること。同じ振り幅でもPWで打つと、より遠くに打つことが出来る。
100ヤード以内の中途半端な距離を打ちこなすコツは、出来るだけシンプルにその距離を出せるようにすること。同じ振り幅でもPWで打つと、より遠くに打つことが出来る。

シンプルに打ち分けると、プレーの安心につながる

100ヤード以内の中途半端な距離は、ピッタリの距離を打とうとすると簡単ではありません。まずフルショットで100ヤード打てる番手を持ちましょう。その下の番手でフルショットすれば、少し短い距離を打つことができます。さらに、それぞれの番手で、ハーフショットやスリークウォーターなど決まった振り幅でショットします。そうすれば、「番手」×「振り幅」で多くの距離を打ち分けることができます。

ラウンド中は、コースのロケーションや結果への不安から、微妙な力感を安定して出すのは難しくなります。このようにシンプルに打ち方と打てる距離を決めておけば、プレーの安心につながるのです。グリーンの縦幅は平均すると30ヤード程度あります。つまり、ピンが真ん中であれば15ヤードの誤差があってもグリーンオンは可能なのです。そのくらいの気持ちで、ピン近辺を大まかに狙うほうがプレッシャーに強くなります。

[番手]+[振り幅]で決まった距離を打つ

番手を持ち替えることと、ハーフショット、スリークウォーターの決まった振り幅を組み合わせることで、シンプルに決まった距離を打てる。ピッタリではなく、ピン周辺に落とせば良いと思えば、それだけでかなり対応できる。

グリーンの奥行きは平均30ヤード程度。グリーンオンを目的とするなら、縦距離にはかなりの許容範囲がある。かならずしもピッタリの距離を打つ必要はないのだ。
グリーンの奥行きは平均30ヤード程度。グリーンオンを目的とするなら、縦距離にはかなりの許容範囲がある。かならずしもピッタリの距離を打つ必要はないのだ。

上級編

通常のフォロー

胸の高さまで上げて、胸の高さまでフォローを取る基本のハーフスイング。
胸の高さまで上げて、胸の高さまでフォローを取る基本のハーフスイング。

距離を抑えるフォロー

バックスイングは同じで、フォローを小さく止める。飛距離を5〜10ヤード落とすことができる。
バックスイングは同じで、フォローを小さく止める。飛距離を5〜10ヤード落とすことができる。

ハーフショット|胸から胸の振り幅

胸(心臓の高さ)の高さにあげたバックスイングから、胸の高さまでのフォローを取るショット。勢いで上がりすぎないようにする。
胸(心臓の高さ)の高さにあげたバックスイングから、胸の高さまでのフォローを取るショット。勢いで上がりすぎないようにする。

スリークウォーター|肩から肩の振り幅

肩の高さのバックスイングから、肩の高さまでの4分の3ショット。ハーフショットより10ヤード以上距離を出すことが出来る。
肩の高さのバックスイングから、肩の高さまでの4分の3ショット。ハーフショットより10ヤード以上距離を出すことが出来る。

大本研太郎

大本研太郎

(おおもと・けんたろう)
レッシュプロジェクト・マスター級トレーナー資格を所持し、データと理論に基づくレッスンに定評がある。新理論「グラビティメソッド」で、2018年PGAティーチングアワード最優秀賞。「GPC恵比寿」主宰。1974年生まれ。


カラダが喜ぶ、グラビティメソッド ―Season3―

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