Q. 100ヤード以内の距離感が出ません A.シンプルな距離の基準を作りましょう|ゴルフ新理論「グラビティメソッド」
カラダが喜ぶ、グラビティメソッド Season3 vol.15
スイング中の重心を整え、再現性を高める「グラビティメソッド」。シーズン3では、ゴルファーの具体的な悩みを解決していきます。今回は100ヤード以内の距離感の作り方について解説します。
GOLF TODAY本誌 No.591 94〜95ページより
Q:100ヤード以内の距離感が出ません
A:シンプルな距離の基準を作りましょう
クラブを持ち替えて距離を打ち分ける
シンプルに打ち分けると、プレーの安心につながる
100ヤード以内の中途半端な距離は、ピッタリの距離を打とうとすると簡単ではありません。まずフルショットで100ヤード打てる番手を持ちましょう。その下の番手でフルショットすれば、少し短い距離を打つことができます。さらに、それぞれの番手で、ハーフショットやスリークウォーターなど決まった振り幅でショットします。そうすれば、「番手」×「振り幅」で多くの距離を打ち分けることができます。
ラウンド中は、コースのロケーションや結果への不安から、微妙な力感を安定して出すのは難しくなります。このようにシンプルに打ち方と打てる距離を決めておけば、プレーの安心につながるのです。グリーンの縦幅は平均すると30ヤード程度あります。つまり、ピンが真ん中であれば15ヤードの誤差があってもグリーンオンは可能なのです。そのくらいの気持ちで、ピン近辺を大まかに狙うほうがプレッシャーに強くなります。
[番手]+[振り幅]で決まった距離を打つ
番手を持ち替えることと、ハーフショット、スリークウォーターの決まった振り幅を組み合わせることで、シンプルに決まった距離を打てる。ピッタリではなく、ピン周辺に落とせば良いと思えば、それだけでかなり対応できる。
上級編
通常のフォロー
距離を抑えるフォロー
ハーフショット|胸から胸の振り幅
スリークウォーター|肩から肩の振り幅
大本研太郎
(おおもと・けんたろう)
レッシュプロジェクト・マスター級トレーナー資格を所持し、データと理論に基づくレッスンに定評がある。新理論「グラビティメソッド」で、2018年PGAティーチングアワード最優秀賞。「GPC恵比寿」主宰。1974年生まれ。
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