ボールの貸し借りはOKだけど、借してくれた人に不快な思いをさせないように注意
初めてプレーするコースや難易度の高いコースでラウンドすると、思った以上に球を使ってしまうことがあります。
もし、用意していたボールが全部なくなってしまったら。そんな経験をしたことはありませんか?
プライベートのゴルフなら、「ちょっと貸してくれない?」でなんとかなるかもしれませんが、競技やルールに厳しいコンペではどうすればいいか?
ルール上は、貸し借りOKとなっています。貸した方はもちろん、借りた方も無罰でプレーを続けることができます。ボールだけでなくティ、マーカー、グリーンフォーク、飛距離計測器、グローブ(借りることはめったにないでしょうが)など、他の用具を同伴競技者から借りることも禁止されていません。
貸し借りが禁止されているのは、クラブだけ。クラブに関しては、借りて使用すると1回につき2罰打を受けるので注意してください(ただし4罰打が最大で、3回以上使っても4罰打になります)。
「ボールは借りてもOK」といいましたが、いくつかの注意が必要です。
まず人から借りたボールは返すことを前提に使うこと。できるだけなくさないように、また、傷つけないようにしましょう。たとえ無傷でも、同じボールを買って返却するくらいの気持ちが必要です。
また、貸してくれた人と全く同じブランドや色のボールを使う可能性があるので、プレー中、間違えないようにすることも大事です。本当は区別が付くように印を付けたいところですが、人のボールに印を付けるわけにもいかないもの。打球の行方をしっかり見届け、ボールを見失わないようにするようにしましょう。
それと、貸してもらったボールが適合球かどうかを確認することも大事です。人によっては、自分が使っていないボールをバッグから取り出して、「これ上げるよ。無くしてもかまわないからね」といってボールをくれる人もいますが、それが適合球でないケースも考えられます。
もし、競技などで不適合の球を使ったら、即失格となってしまいます。ボールを貸してくれた人を疑うのは忍びないですが、しっかり確認しましょう。
なお、キャディーさんがラウンド途中で拾ったロストボールを借りるというのも一つの手です。この場合も、ペナルティにはなりません。ただし、ロストボールはコース側に所有者はコースになるので、使い終わったら返すようにしましょう。返そうとすると、「そのまま使ってもらってもいいですよ」といわれることが多いですが、一応返却の意思を示しましょう。
ルール上はOKといいましたが、できるだけ貸し借りは避けたいもの。初めて行くコースや難易度の高いコースでプレーする場合は、できるだけたくさんボールを持っていくように。また、セカンドショットで池越え、谷越えになる場合は、多めに球を持っていきショットに望むようにしましょう。
文・真鍋雅彦
1957年、大阪生まれ。日本大学芸術学部卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。1986年に退社し、フリーライターとしてナンバー、週刊ベースボール、ラグビーマガジン、近代柔道などで執筆。
ゴルフは、1986年からALBAのライターとして制作に関わり、その後、週刊パーゴルフ、週刊ゴルフダイジェストなどでも執筆。現在はゴルフ雑誌、新聞などで記事を執筆するほか、ゴルフ書籍の制作にも携わっている。








