クラブを替える前にボールを試すべき理由
「アマチュアが飛距離アップするにはどうしたらいい?」
クラブに対してのアドバイスをもらうつもりで質問を投げると宮城さんからこんな答えが返ってきたことがある。
「まずいろんなボールを試してみてください」
肩透かしを食らったような気分でさらに問うと、
「結局のところ飛んで行くのはクラブではなくボールだからです。ボールの性能が出ていなければどんなにいいクラブを使っても本当のよさはわかりません」と真意を語ってくれた。その宮城さんが10年来使い続けている「Z-STAR XV」とはどんなボールなのだろうか。

「ウレタンカバー・ソリッドコアのボールが登場してから25年くらい経ちますが、その間にプロのドライバーの飛距離は20〜30ヤード伸びました。途中で飛ばなくするためのルール変更があったにも関わらずドライバーの飛距離が伸び続けているのはクラブよりもボールがとんでもなく進化したおかげです。割合でいえばクラブが2割、ボールが8割といったところでしょうか。ダンロップはウレタンボールの開発で最初はライバルメーカーに遅れを取りましたが、「Z-STARシリーズ」になってからの進化が目覚ましく、いまでは完全に追いついているし、追い越した部分もあります」(宮城さん)
「Z-STAR XV」はヘッドスピードの遅いアマチュアが使っても飛ぶ
「Z-STARシリーズ」の中でも「Z-STAR XV」を宮城さんが気に入っているのは飛距離性能とショートゲームのフィーリングのバランスがとれているところだ。
「お付き合いのあるプロたちもみんな褒めていますが、現行の『Z-STAR XV』はドライバーでもアイアンでも初速が上がっています。無駄なスピンも入らなくなったので自分が思ったより先に飛んでいることが多い。かといってスピンが少なすぎるわけでもありません。ボールの飛びの違いってヘッドスピードが速くないとなかなか分かりづらいけれど、『Z-STAR XV』ならヘッドスピード40m/s前後でも恩恵があります」(宮城さん)


ショートゲームでもハッキリと違いが出る「Z-STAR XV」
飛距離性能もさることながら「Z-STAR XV」のよさが誰でもわかるのは120〜130ヤードのショートアイアンからアプローチ、パターだと宮城さん。

「ロングショットで初速が上がってスピンが減るのはコアの進化によるものですが、ショートゲームではカバーも圧倒的に進化していると感じます。球離れが早くポンと出てしまうボールはショートゲームのコントロールに向きません。
ところが『Z-STAR XV』はドライバーで打つと初速が出るのにアプローチやパターだと逆にフェースの乗り感が強くて初速は遅いんです。飛び過ぎる不安がなくゆるませずしっかり打てるのでだんだん縦距離が合うようになってきます。
そして今日改めて感じたのはアプローチで低いスピンショットを打つためわざとトゥ側に当てたときの打感です。多くのボールはカチンと硬い音がして抵抗を感じるのに、『Z-STAR XV』はフェースの真ん中で打つときのようなボールのひっつき感が気持ちいいんですよ。ボールの表面を指で触ったときのねっとり感がそのまま手に伝わってくるような打感です」(宮城さん)
今年4月に行われたシニアツアー「ノジマチャンピオンカップ」では『Z-STAR XV』で宮城さんとも付き合いの長い高橋竜彦がシニア初優勝を飾った。

「アイアン、アプローチの縦距離がすごく合っていて、パターもやわらかいけれど芯のある打感でタッチが出やすいところが優勝につながったと本人が話していました。『Z-STAR XV』はショットの計測データが優れているだけでなく、使っている人の感性を引き出してくれるボールだと思います。また、プロでもナイスショットは6割でミスショットが4割あるといわれているくらいなので、アマチュアならそれ以上にボールの助けが必要です。

どうせなくすからボールは何でもいいという考え方もありますが、ボールひとつでゴルフ全体の流れがよくなるし、クラブの性能もより引き出すことができます。そこで得られる満足感を考えたらちょっと奮発して『Z-STAR XV』性能のいいボールを使うべきだとぼくは思います」(宮城さん)
伝説的な名器を手がけたクラブデザイナーが「クラブを替えるよりもまずボール」と激推しする『Z-STAR XV』。これを試さない手はないだろう。





















