LIVからは10人が参戦 うち5人が歴代優勝者も、半数は予選落ち

今年の「マスターズ」にはLIVゴルフから10人が参戦しました。

そのうち半数のチャール・シュワ―ツェル(2011年)、バッバ・ワトソン(2012&2014年)、セルジオ・ガルシア(2017年)、ダスティン・ジョンソン(2020年)とジョン・ラーム(2023年)は歴代優勝者という豪華メンバーです。

ところが結果はというと、ティレル・ハットンが2打差の3位となったのが「健闘」といえるぐらい。

ジョンソンは33位でラームは38位。

直近のLIVゴルフで連勝し、待望の初勝利がなるかと注目されていたデシャンボーは予選落ちでした。

LIVゴルフ勢の2026「マスターズ」での成績

ティレル・ハットン3位 -10
☆ダスティン・ジョンソン33位
☆ジョン・ラーム 38位+1
☆セルジオ・ガルシア52位+8
☆チャール・シュワーツェル54位+12
☆バッバ・ワトソン予選落ち+5
ブライソン・デシャンボー予選落ち+6
 キャメロン・スミス予選落ち+7
トム・マッキビン予選落ち+7
カルロス・オルティス 予選落ち+11

☆は歴代優勝者

LIV脱退のケプカとリードはともに12位

ともに歴代優勝者でLIVを脱退してPGAツアーに復帰したブルックス・ケプカと、やはりLIVを脱退し、PGAツアーへの復帰待機中のパトリック・リードが揃って12位となっているとの比べても“不振”が目立ちます。

LIVゴルフが始まったのは2022年6月。以後で今回が4度目の「マスターズ」でしたが、いまだにLIVの選手として優勝した例はありません。

日本で開催された試合に、LIV勢が勝てないヒントが!?

その理由のヒントとなりそうなことが、先々週カレドニアンGC(千葉)で開催されたアジアンツアーの「インターナショナルシリーズ ジャパン」にありました。

今シーズンからLIVゴルフに参戦している浅地洋佑は「LIVは試合中に音楽がガンガン流れているけど慣れますし、むしろその方がギャラリーが動こうが多少何しようが全く気にならないです。今回は久々に静かなところでゴルフしたら、ちょっと気になりました」とまだ5試合の出場でも他のツアーとは異なるLIVゴルフの雰囲気に慣れていることを明かしました。

「マスターズ」では試合中の音楽どころかパトロン(観客)のカメラやスマホなど携帯電話の持ち込みは一切禁止となっています。(カメラは練習日のみOK)。

ゴルフ場は慌てて走るような場所ではない、とのポリシーから、走ると注意されるルールもあるなど、静寂を是とする「マスターズ」は、いわば真逆の環境です。

さらにショットガン方式で全員が異なるホールから一斉にスタートするLIVゴルフに対して「マスターズ」は他のツアー同様に1番と10番からスタート。

決勝ラウンドは悪天候などによる進行遅れがない限り1番からのみスタートのワンウェイになります。

この違い。さらにLIVゴルフは昨シーズンまでは各大会が3日間54ホールだったのも影響しているのかもしれません。

LIV勢で最大の話題は、ドライバーを破壊したガルシア?

ガルシアはスコアでなく、ドライバーを破損したことで話題に。

今年のLIV勢の最大の話題は、最終日の2番ホールのティショットでミスに憤慨したガルシアがドライバーを叩き折ったことでしょうか。

世界一華やかな大会でこれは情けない限り。

来年や、今年のメジャー3大会では他のLIV勢も含めてプレーや成績で話題を提供してほしいものです。

(文/森伊知郎)