弾道のバラつきを抑える新技術! 2026年モデルは何が変わった?

今回僕がコースで試したボールはテーラーメイドの2026年モデルとなる「TP5」と「TP5x」です。どちらも5層構造のウレタンカバーボールとなっています。

そして今回のボールはコーティング層に秘密があるそうなんです。ボールというのは表面に透明のコーティングをしているのですが、今までのものだとディンプルの底の方に塗料が溜まって、微妙な凹凸のムラがあったらしいんです。そのために弾道のバラつきが発生していたのだとか。しかし今作では「マイクロコーティング」技術により、この肉眼では見えない課題を解決。弾道の精度が高まり着弾位置のバラつきを抑え、より強い弾道を実現しているそうです。

もちろん中身もしっかりとブラッシュアップされています。「TP5」ではさらに大型化されたコアでインパクト時のエネルギーを逃さず、圧倒的なボールスピードとさらなる飛距離を生み出しています。

柔らかさとスピン性能が魅力! 新「TP5」をコース試打

また「TP5x」では再設計された「スピードラップコア」を搭載。反発係数を高め、卓越したボールスピードを実現しています。

まず「TP5」をコースに持ち込んで打ってみました。ドライバーで打つと柔らかさを感じますね。前作も柔らかかったのですが、今作の方が柔らかさの中に少し芯があるように感じます。ギュッと潰れるんだけど、その後にしっかりとした芯があるような感じ。弾道は中高弾道で、スピン量は少なめ。飛距離性能はかなり高そうです。

次にアイアンショット。フェースに乗るような柔らかさが良いですね。弾道はしっかりと高く、スピンもかなりかかっているので、グリーン上では止まってくれます。しっかりピンに突っ込んでいける感じがします。

ウェッジでは低く出てキュキュッとスピンがかかり、僕でも上手く打てた時にはピタッと止まってくれました。これはかなりのスピン性能ですね。

パットでも打感は柔らかめで、打音もおとなしめ。しかし芯は感じるし、手応えは悪くないので距離感は合わせやすいです。

飛距離としっかり感ならこちら! 「TP5x」は力強く前に飛ぶ

新しい「TP5」を使ってみた感想としては、前作よりも少し飛距離性能が高くなっている感じがしました。正直、以前の「TP5」はスピン性能はかなり高いものの、飛距離は少し劣るかな~という感想だったんです。しかし今作は飛距離にも十分満足できる感じ。もちろんスピン性能は高いままです。これならエース候補になりそうな感じ。

次に「TP5x」です。まずドライバーで打ってみると、しっかり感があり、パンっと前に出るような打感。けっして硬いわけではなく、カバーの柔らかさはありながらもコアの弾き感を感じますね。弾道は高弾道でキャリーがしっかりと出ます。やはり飛距離性能はこちらの方が少し上かな~という感じ。

アイアンでも打感はしっかりめ。フェースへの乗り感もありますが、少し球離れは早め。手応えはしっかりしているので、個人的には好みですね。

ウェッジでのスピンもしっかりとかかります。乗り感もありながらも少しだけ球離れが早め。スピンもキュッとかかりますが、スピン性能的には「TP5」の方が上ですね。

パターではコツっとした打感があります。「TP5」よりはかなりしっかり感を感じます。ボールの転がりもとても良いですね。

新しい「TP5x」を使ってみた感想は、しっかりとした打感で飛距離性能が高いボールというもの。「TP5」の飛距離性能が上がったと思いましたが、やはり飛距離はこちらの方が上かな~という感じがしました。しっかりとした打感を求めるならやはり「TP5x」ですね。スピンも十分にかかるので、とても扱いやすいボールだと思いました。

今回、テーラーメイドの「TP5」シリーズボールを打ち比べましたが、どちらも飛距離性能、スピン性能ともに高いボールに仕上がっていると思いました。どちらを選ぶかはグリーン周りのスピン重視なのか、ドライバーの飛距離重視なのかで選んでも良いんじゃないでしょうか。しかしどちらもそれほど性能に差があるわけではないので、あとは打感で選ぶというのもありだと思います。僕はしっかりめの打感が好きだし、ドライバーはちょっとでも飛んでほしいので、やはり「TP5x」かな~と思いました。皆さんもぜひ打ち比べて、どちらが自分にピッタリなのか選んでみてはいかがでしょうか。


ゴルフバカイラストレーター、野村タケオ。
京都府出身。様々なゴルフ雑誌やウェブサイト等にイラストやイラストコラムを寄稿。
毎週水曜の22時からYouTubeライブで生放送「野村タケオゴルフバカTV!」を放送中。