佐久間朱莉、竹田麗央、山下美夢有が優勝→年間女王に

「ブリヂストンレディス」の直近3シーズンの優勝者は昨年が佐久間朱莉で一昨年は竹田麗央。そして2023年は山下美夢有となっていて、この3人は全てその年の年間女王になっています。

「女王」を獲得賞金で争っていた時代にも今大会優勝者がその座を勝ち取っています。

2021年の稲見萌寧は5月の今大会で勝つと、夏には1年延期された東京オリンピックで見事に銀メダルを獲得しています。また、山下は自身初の年間女王となって2022年大会で3位の好成績を収めています。

そして他も以下のリストのように、レジェンド級の名前がズラリと並んでいるのです。

「ブリヂストンレディス」で優勝し、年間(賞金)女王となった選手

(カッコ内はその年の何勝目か※稲見は2021年の3勝目)

2025佐久間朱莉(1)
2024竹田麗央(3)
2023山下美夢有(2)
2021稲見萌寧(5)
2014アン・ソンジュ(2)
2013森田理香子(2)
2003不動裕理(2)
1999村口史子(2)
1995塩谷育代(3)

銀メダリスト稲見萌寧、不動裕理や塩谷育代の名前も

2026年の「ブリヂストンレディス」は、シーズン37試合の11試合目となります。

シーズンによって総試合数や、「ブリヂストンレディス」が開幕から何試合目になるかは変わってきますが、折り返しを前にした全日程の1/3ほどを消化した時点で優勝するというのは、やはりシーズンを通した成績で頂点に立つためには必須条件だといえそうです。

“袖ヶ浦連勝”狙う入谷響が首位 同学年の菅楓華が追いかける

2打差の首位で最終日を迎えるのは、昨年6月に袖ヶ浦CCの新袖コースで開催された「ニチレイレディス」で初優勝を挙げた入谷響です。

アマチュアで出場した4年前の「ブリヂストンレディス」は2日間通算7オーバーで予選落ちでした。

その時は「こんなに難しいコースってあるのか、という感じでしたけど、プロになって色々な難しいコースを経験して、だいぶ見方が変わりました」と言い、「明日はもちろん優勝めざして頑張ります」と袖ヶ浦での“連勝”を狙っています。

2位は入谷と同じ2005年生まれの菅楓華。

後半は12、13番の連続ボギーでリズムを崩しかけたものの18番パー5は10メートルのバーディーパットを決めてフィニッシュし、「明日に繋がると思います」と笑顔を見せます。

「ブリヂストンレディス」を制して女王にもなった過去の9人を見ると、この大会がシーズン2勝目というのが5人で最多です。

菅も「台湾ホンハイ」に続く2勝目を女王への足がかりにすべく「明日(最終日)は気持ちが空回りしないように、自分のナイスプレーを心がけて頑張ります」と話しました。

2週連続Vめざす桑木志帆 永久シードかかる申ジエはコースレコードタイの65で浮上

やはりシーズン2勝目を狙うのが桑木志帆です。

入谷とは4打差の6位と少し開いているものの「ショットとパットを修正したら全然ビッグスコアは出せそうなので、明日は優勝めざして頑張ります」と、先週の「Sky RKB」からの2週連続優勝に自信ありげです。

9バーディー、6ボギーの65は、このコースで開催された大会でのトーナメントコースレコードタイ記録。これをホールアウト後に知った申ジエは「あと一日あるので良かったです」と最終日に新たな記録を作ることに意欲を見せます。

新袖コースでの「ニチレイ」は2014年からの3連覇を含めて通算4勝と抜群の相性を誇りますが「元々好きなのはこの(袖ヶ浦)コース」と言います。

永久シードまであと1勝。その快挙へ向けて「今日は寒かったので、しゃぶしゃぶをたくさん食べるようにします」と笑顔で話してコースを後にしました。

5打差の7位には昨年の優勝者で年間女王でもある佐久間朱莉もいます。

最終日にはどんなドラマが起きるのでしょうか。

(取材・文/森伊知郎)