3年ぶりに進化した「01」と「02」。芝から打ってこそわかる実力をチェック

まずは「01アイアン」から見ていきましょう。こちらは軟鉄(S20C)の一枚モノ。バックフェースのインパクトエリアを前作以上に肉厚にした「パワーインパクトキャビティ設計」を採用しています。ターゲット層であるアスリートの打点に合わせて、重心位置をセンターからややヒール寄りに配置しているのもポイントです。同時にヘッドの操作性もアップしています。

ソールは「ハーフムーン・ソールデザイン」を採用。番手ごとにソールのリーディング側の削り幅をフローさせることにより、全番手でリーディングエッジが刺さりにくく、かつ抜けの良い、安定したボールコンタクトを可能にしています。

次に「02アイアン」です。軟鉄ボディに高反発なニッケルクロムモリブデン鋼フェースを組み合わせた複合構造。飛び系アスリートモデルという位置づけですが、外観はすっきりスマート。バックフェースの裏側に、番手ごとに配置や本数を最適化した「番手別バックフェースグルーブ(溝)」を搭載して、長い番手では反発エリアの拡大を、短い番手では打感の良さを実現しています。さらにフェース下部を厚肉化することで、低重心化とソフトな打感を実現しています。「02アイアン」の重心位置は、打点と球筋が一致しやすいように、限りなくフェースセンターに設定されています。

ソールは「01アイアン」と同じく、「ハーフムーン・ソールデザイン」を採用し、番手ごとにソールのリーディング側の削り幅もフローさせています。

「01」は最高の打感と操作性。球筋を操りたい中上級者向け

まずは「01アイアン」から打ってみました。シャフトはプロギアオリジナルの「スペックスチールⅢ Ver.2 M-43 」のSです。

構えてみると少し小ぶりなヘッドはとてもシャープな印象。ただ、そこまで難しいという感じは受けません。ストレートに近いすっきりしたネック形状で、ターゲットに対してスクエアに構えやすく、弾道をイメージしやすい「いい顔」をしています。

打ってみると、とにかく打感が最高にいいですね。モチっとした柔らかさで、フェースにくっつくような感覚があります。打音もビシッといい音です。

7番でロフト32度ということなので、こういうタイプのヘッドとしては標準と言ってもいいでしょう。飛距離はそれなりですが、弾道は意外としっかりと高くなってくれます。ヘッドの操作性は十分で、上級者であれば自在に球筋が操れそうです。ただ、やはりミスヒットに対しては少しシビアで、少し飛距離が落ちるような感じになりますね。

ソールの出来は素晴らしいと思います。ショートアイアンで打ち込んでいっても刺さり過ぎることはないし、ミドル~ロングアイアンは多少手前から入ったとしても滑ってくれて、ミスになりにくいです。

「02」は飛距離と寛容性が魅力。シャープな顔でやさしく狙える

次に「02アイアン」ですが、こちらも同じく「スペックスチールⅢ Ver.2 M-43 」のSで打ちました。

構えてみると、こちらも結構シャープな感じですが、トップブレードの適度な厚みもあり、とても安心できる顔です。ほぼストレートなネック周りで構えやすいですね。

打ってみると、少したわみ感を感じてから弾いてくれるような打感。「01アイアン」とはかなり違う感触ですが、これはこれで悪くない。打音はカシュっという感じの音。

7番でロフト30度ということですから、飛距離はこちらの方が出ますね。しかし高さもしっかりと出てくれるので、グリーン上では止まってくれます。ヘッドの操作性は悪くはないですが、フェースの球離れが速いので、球筋のコントロールは少しやりにくいかもしれません。その分直進性は高いです。ミスヒットに対しては結構強く、多少の打点のズレくらいなら弾道への影響は少なめですね。

ソールは「01アイアン」と同じく、とても出来が良いので安心して振っていけます。

今回プロギアの「01アイアン」と「02アイアン」を打ち比べましたが、どちらもとてもまとまったいいアイアンだと感じました。

「01アイアン」はアスリートゴルファーが使いやすい少し小ぶりでいい顔のアイアンで、操作性も高く、打感も最高。中上級者にはとても使いやすいアイアンに仕上がっていると思います。球筋を操りながら攻めて行きたいゴルファーには最適ですね。

「02アイアン」は飛距離が少し出るけれども、顔や操作性にも少し拘りたいゴルファーにいいでしょうね。優しさも感じながらも、カッコいいアイアンが使いたいという欲張りさんに最適ですね。中級者はもちろん、これから上を目指したいゴルファーに使って欲しいです。

また、この2つのアイアンはコンボもできるので、コントロールしたい短い番手は「01アイアン」にして、楽にボールを上げたいミドル~ロングアイアンは「02アイアン」という買い方もできます。

しっかりと進化したプロギアの「01アイアン」と「02アイアン」をあなたもぜひ打ってみてください。ちなみに僕は「02アイアン」が飛距離、顔、寛容性という面でかなり気に入りました!


ゴルフバカイラストレーター、野村タケオ。
京都府出身。様々なゴルフ雑誌やウェブサイト等にイラストやイラストコラムを寄稿。
毎週水曜の22時からYouTubeライブで生放送「野村タケオゴルフバカTV!」を放送中。