コアモデルが1番変わった!
石井良介は『Qi10』も『Qi35』も購入して使っていた。2026年モデルの『Qi4D』はどういう印象だったのか?
「第一印象は『Qi10』の形状、性能に戻ってきたと思いました。特に変わったのはコアモデルです。『Qi35』は『MAX』に近い形状にでしたが、『Qi4D』はツアーモデルらしいスマートな形状になっています」

実際に打ってみると、シリーズ全体としてスピン量が下がっていて弾道が強くなった。『Qi35』はLS以外のモデルは寛容性を重視した設計でした、『Qi4D』は形状も弾道も“テーラーメイドらしさ”が戻ってきました」
さらに『Qi4D』は新しい取り組みとして3本の純正シャフトを用意。フェースの開閉が大きい人向けの「HR(赤)」、開閉が少ない人向けの「LR(白)」、中間タイプの「MR(青)」。純正シャフトの中でフィッティングが可能になった。
「昔ながらの先調子、中調子、元調子ではなくて、フェースローテーションでフィッティングするというのが新しい。試打をするとたしかにローテーションの感覚が違う。私の場合は『LR(白)』でした」
それでは1モデルずつ、トラックマンで計測していこう!
Qi4D トラックマンデータ

『Qi4D』はすごくバランスが良い。打感、形状、弾道、操作性のどれをとっても高得点の優等生。前作の『Qi35』と比較して明らかに変わったのはバックスピン量です。『Qi4D』はコアモデルのバックスピン量が2000~2200回転くらい。『Qi35』と比較しても300回転くらい少なくなりました。形状やスピン量は『Qi10』のコアモデルに近くなった印象です。
スピン量が少なくなった分、打球は鋭くなり、ボールスピードは速くなった。ヘッドスピード43m/sで、ボールスピードは64~65m/s、トータル飛距離が250ヤードを超えていました。飛距離性能としてはトップクラスです。
Qi4D MAX トラックマンデータ

前作の『Qi35』と『Qi35 MAX』は弾道データもかなり似ていたのですが、『Qi4D』と『Qi4D MAX』は全く違います。ボールスピードを求めるなら圧倒的に『Qi4D』が有利ですし、弾道の安定性を求めるなら『Qi4D MAX』。スピン量も300回転くらい『Qi4D MAX』の方が多くなっていました。ミスヒットしたときのスピン量が安定しているのも特徴です。
ターゲットゴルファーも違います。『Qi4D』は幅広いゴルファーが飛ばせるドライバーだと思いますが、『Qi4D MAX』はヘッドスピード40m/s~43m/sくらい。特に40m/s前後の人が1番飛ばせると思います。
Qi4D LS トラックマンデータ

『Qi4D LS』はF1カー。ミスヒットしたときは曲がり幅が大きい。つかまりはかなり抑えてあるので自分の技術でフェースをスクエアに戻せない人には厳しい。勝手にフェースが戻ってくるドローバイアス系のやさしさはありません。
ただし、上手く打てたときのポテンシャルはNo1。ヘッドスピード43m/sで打って、ボールスピードが65m/sまで出ていました。バックスピン量は2000回転前後でしたが、ロースピンの領域で安定していました。フェードボールで250ヤード飛ばすタイプのゴルファーと1番相性が良いです。思い切って左に打ち出したつもりでも、そのまま左に行かず右に戻ってきてくれます。
Qi4D MAX LITE トラックマンデータ

『Qi4D MAX LITE』はヘッドスピード40m/sで打っても少し速すぎるくらいで、35m/s~38m/sくらいで打ったときに1番結果が良かったです。ただし、昔の軽量ドライバーとは全く性能が違います。まず、シャフトが暴れなくなったことで、スイング軌道が安定。『Qi4D MAX LITE』の純正シャフトは40グラム台ですが先端部分がしっかりしていて、インパクトが厚かった。
もう一つ、大きな特徴はスピン量が少ないこと。打ち出し角も15度を超えていて、しっかり高さは出ていますが、スピン量は2500回転前後になっている。高打ち出し・低スピンという飛ばせる条件が揃っていることによってヘッドスピード38m/sでも230ヤードも飛びました。

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