髙橋竜彦にシニア参戦3年目の初優勝をもたらした「スリクソン Z-スター XV」

1974年生まれの52歳、シニアツアー3年目の髙橋竜彦は高校時代に「ロイヤルマックスフライ」に出会って以来、ボールはダンロップ一筋。そして2009年に「スリクソン Z-スター XV」(以下XV)が登場してからは他のボールを一切使ったことがないそうだ。髙橋がそこまで「XV」に惚れ込んでいる最大の理由は“信頼感”だ。

「一番信頼しているボールですね。元々は「ロイヤルマックスフライ」を使っていて、「ニューブリード」「スリクソン Z-スター」になって、いまの「スリクソン Z-スター XV」までずっとダンロップのボールを使ってきました。20年ちょっと前、糸巻きからソリッドに変わったときにダンロップは少し苦労したみたいですが、2年に1度のモデルチェンジの度に少しずつ進化してきて、最新の『XV』に関してはこれに優るものはないと思っています」(髙橋)

では具体的に「XV」のどんなところが優れているのだろうか。

「アプローチ・パターの打感とドライバーの飛距離を両立しているところです。アプローチでは『Z-スター』よりも球が食いついてスピンが入るのに、ドライバーで打つと弾き感があります。パターで打ったときはコンとちょっと硬めの音がするのでタッチを出しやすい。いまの『XV』はショートゲームとロングショットでまったく逆の性能を出しているんです」(髙橋)

ドライバーで打てば弾きが強くボール初速が上がる。アプローチでは球がフェースに乗ってスピンがしっかり入る。

さらに「ノジマチャンピオンカップ」では、「XV」のもう一つのアドバンテージを強く実感することとなった。大会最終日、首位と2打差の5位タイでスタートした髙橋は1番2メートル、8番3メートル、11番6メートル、15番5メートル、そして18番は1.5メートルにつけて5バーディ・ノーボギーの66をマークして逆転優勝を決めたのだ。

高めの音と硬めの打感が特色。「耳から聞こえる音と手の感覚の両方でタッチを出せます」(髙橋)

「箱根カントリー倶楽部はけっこう風が吹くんですが、『XV」は横風にも強いしアゲンストにも負けません。とくに最終日はセカンドショットのアイアンの距離感が合ってくれてピンしか見えていませんでした。勝てたのはボールのお陰だと思います」(髙橋)

コントロール性が高く風に強い弾道によってアイアンのタテ距離感が合いやすい。

「XV」がモデルチェンジするたび、すぐに替えてきたという髙橋のボール選びはアマチュアにも参考になるはず。髙橋が最初にチェックするのはアイアンの飛びだ。

「『XV』はドライバーも少しずつ飛ぶようになっていますが、さすがに5ヤード飛ぶことはありません。試合で使うボールはやっぱりコントロールが大事なので、まずアイアンの出球の高さを見ます。自分の打った感覚と高さが合っていれば距離も合います。ボールはアイアンを打ってよければドライバーもアプローチもいいはずです」(髙橋)

「ボールの性能に関しては疑いようがありません」という髙橋。「XV」に対する絶大な信頼感があれば、今後もドライバーショットで悩むことはないだろう。