練習場で上手く打てれば、コースでも通用すると思っていた
シングルになる前の私は、練習場でいい球が出ることにかなり安心していました。ドライバーが真っすぐ飛ぶ。アイアンがしっかり当たる。ウェッジもだいたい狙った距離に打てる。そんな練習ができると、次のラウンドはいいスコアが出るはずだと思っていました。
実際、練習場では同じ番手で何球も打てますし、少しミスしても次の球で直せます。マットは平らで、ボールのライも毎回ほとんど同じです。リズムよく打っているうちに、自分のスイングが良くなっている感覚もありました。
ところがコースに出ると、途端に話が変わります。左足下がり、つま先上がり、ラフ、ディボット跡、風、ピン位置、池やOB。練習場では気にしなくてよかったものが、毎ショット出てきます。それでも以前は、練習場で打っていた良い球を、そのままコースでも打とうとしていました。残り150ヤードなら、練習場で150ヤード打てる番手を持つ。ピンが見えれば、ピン方向へ構える。ライが悪くても、当たれば届くと思って振る。今考えると、スイング以前に、打つ前の見方が足りなかったのだと思います。練習場で上手く打てることと、コースでスコアになる場所へ打つことは、同じようで少し違いました。
上級者は、難しい状況で難しいことをしていなかった
その違いに気づいたきっかけは、上級者とのラウンドでした。私は練習場で上手く打てるようになれば、自然にスコアも良くなると思っていましたが、実際のラウンドではミスばかりでした。傾斜からダフる。ラフから思った距離が出ない。ピンを狙って、外してはいけない場所に外す。自分ではスイングが悪いと思っていましたが、上級者と一緒に回ると、そもそも考えている順番が違うように見えました。
上級者は、毎回すごいショットを打っているわけではありません。むしろ、こちらが思っているよりずっと無理をしていませんでした。ピンが右奥で手前が安全なら、あっさりグリーンセンターを狙う。ラフでボールが沈んでいれば、いつもの距離を期待しない。傾斜が強ければ、番手を上げて軽く振る。危ないサイドがあれば、最初からそこに行きにくい構え方をする。見ていると、派手なことはしていないのに、大きなミスが少ないのです。そこで、上級者は難しい状況で難しい球を打っているのではなく、難しい状況を難しくしない選択をしているのだと感じました。私は打つ前からナイスショットを期待していましたが、上級者は打つ前に、どこならミスしても大丈夫か、どの番手なら無理がないかを考えていたのです。
コースで必要だったのは、ナイスショットの再現よりも状況に合わせる力だった
それから少しずつ、ラウンド中の考え方が変わりました。以前は残り距離を見て、練習場でその距離を打てる番手を選んでいました。でも今は、まずボールのライ、傾斜、風、グリーン周りの危ない場所を見るようにしています。同じ150ヤードでも、平らなフェアウェイから打つ150ヤードと、左足下がりのラフから打つ150ヤードでは、同じようには考えられません。ピンまで届くかどうかだけでなく、少し引っかけたらどこへ行くか、当たりが薄かったらどこに残るか、オーバーしたら次が難しくならないか。
そう考えると、練習場で出る一番良い球を基準にしなくなります。大きめの番手で軽く打つ。ピンではなくグリーンセンターを狙う。ライが悪ければ、手前に残ってもいいと考える。こういう選択ができるようになると、ショットの見た目は地味でも、大きなミスは減っていきました。もちろん、練習場で同じ球を打つ技術は大切です。ただ、コースでは毎回条件が違います。だからこそ、練習場で作ったスイングをそのまま当てはめるのではなく、その状況に合わせて使い方を変える必要がありました。そこに気づいてから、ラウンド中に崩れる回数はかなり減りました。
それでは、引き続きアマチュアゴルファー目線で役立つ記事を投稿できればと思っていますので、次回の投稿を楽しみにお待ちください。
もう少しでシングル(ペンネーム)
東京都内在住の50代のサラリーマンゴルファー。2011年にゴルフを始め、現在のJGAハンディキャップは4.5。2020年にはヘッドスピードアップにチャレンジし、42.4m/sからスタートし、61.0m/sまでアップ。2020年からシングルプレーヤーになる過程を記録するために、ブログ「シングルプレーヤーへの道は遠い?」を運営(https://low-handicapper.com/)。













